棟梁の美学

杉材の中心部分 赤味と呼ばれている部材は 腐りに強いと評価されています。
ウッドデッキを杉の赤味のみで作るという贅沢をする人もいるようです。

昨年の4月ごろから始まった家づくりの構想の中で、貧乏予算を自認した私は、板材の仕様について次のように依頼しました。
「2階は プライベートな空間として使います。裏山から切り出した杉材のレベルにもよるとは思いますが、1階はなるべく節がないような材で、2階はそのはじかれたもので施工してください。」

これは わたしが 赤味板・または赤白太混じり板 が 好きだからでした。
要は 目の回るような節に語りかけられると、騒々しくてたまらないからでした。

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棟梁が東側の腰板を貼っています。
個性的な杉板が晴れの舞台に参加するのを待っています。
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この個性的な板を何番目に貼るか。。。。
棟梁は 経験の中でいろいろイメージした事と思います。

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棟梁の考えの中での基本路線は、太い柱を強調するためには 細い柱が必要であり、曲がった踊る柱を強調するためには、直線が必要だ という事があります。

ただ ただ 均一な赤白太板は面白みがない。セッカクこういう板に出会ったのだから この配置がいい。

こうして 腰板が出来上がっていきます。

私的反省。
数少ない心材を使う最も重要な要素は 適材適所でした。
腐れに強い心材は 意匠として使うことより 外腰板に採用される事が、最も賢い選択でした。クレバーです。

踊る柱

私が名付けた踊る柱。
棟梁の背中に立っている柱です。
こやつが厄介な存在になることは、はじめから 棟梁からしっかりといわれていました。
壁や建具の連続性を持たせる場合、隙間なく構成するためには、柱の大部分を何らかの方法で埋め込み、面を出さないとならないということでした。

呑気に構えていた私たちは、その教えをイイカゲンに捉え、さて 壁や柱の実行計画となったときに、ありゃ そういうことかと理解したわけです。
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そして どういう結論を出したかというと、
いとも簡単に、「ウン この柱は独立させましょう。壁も建具もこの柱には関連をもたせづ、クネクネ踊らせておきましょう。」


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岩熊さんの顔がゆがんだか、棟梁があっけにとられて
「だからいったじゃないの」と言い捨てたか 知りません。知るのが怖いです。

蓄熱暖房機の位置決めが終わっていて、電気屋さんは配線工事を終えていました。
この計画変更は、暖房機の位置を少々ずらさなければならない方向の決定でもありました。

電気屋さんを頼めば それなりの出張工事費です。
私は「こう次から次と計画変更しちゃ〜 そろそろ 追加予算を計上します。」こういわれるな。
覚悟を決めていました。(実のところ・・・)

でも 見てください。
何とか対応してもらえたのです。スーパーマングループによる、配線の引き回しの変更です。
2階の床下地にコードを出す穴明けを別途加工して、配線の引き回しを変更してありました。
その穴あけ加工は、スーパーグループの方が ずーーときれいに きちんとホルソーを使って穴あけ工事がなされていました。

この作業は 1箇所ならづ 2箇所ありました。

建前の時の あの。。

8月。夏の真っ盛り、桁行き梁・桁の組み込みが行われた日、右が岩熊さんで 左側でカケヤを振るうお方様。


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間違いありません。この方です。


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27日の現場の写真を手渡されみていると、おやおや この方はあの方だ。
ということで ご紹介します。

その場に私がいれば「サインしてください」と色紙を渡すところですが、あいにく 私は不在。
おなつかしや〜あの節は大変お世話になりました。

それにつけても 何度も書いていますが、あえて田舎とはいわず 地方に暮らす人は と いいますが皆さん 何でもやってしまいます。
出来てしまいます。
この お方様も本業は別です。大体が一緒にカケヤを振っている岩熊さんの本業は、建築士ですから。

我が家の浄化槽からの放流はどのような経路を取るかなどというのは 役所に書類を提出し 手続きを終えてから 1週間で周知の事実となっています。
その事には改めてチョット驚きますが、やはり こと隣地とかかわりが出そうな懸案におけるルールには かなり厳しい査定がはいるといっていいと思います。
逆にいえば ルールどおりにきちんとやっていれば、そう心配の種があるわけではありません。

メーメーとヤギの鳴き声が聞こえました。
「どっかに ヤギがいるみたい 鳴き声が聞こえる。。。。”メ〜”ほら。」
とわたし。
「田舎だもの ヤギぐらいいるだろう。」
そういわれ、そうだ ここは田舎なんだと 改めて思ったりしました。


 

桁のつなぎ

妻側4間X9間の家です。
桁は途中でつながれています

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このように。。
側面に 木片(木栓)が入っていれば 「追っ掛け大栓継ぎ」ですが そこまでよくは分かりません。
こうして 角材を切り込んでつながれている事がとても嬉しく、そういうところを見つけては楽しんでいます。
壁の補強も当家の場合は、板材を刻んでクロスさせ平面を作っています。

寄せ棟を切妻に作りなおしたので、不足の梁はサスを利用し補充しています。
しかし 頑丈な広葉樹ゆえ 木組みで補強するのが困難で 一部はバランスが取れるところまで手をいれ、止めつけてあります。
これもまた 私たちの家です。

里山暮らしに備えて 白菜の漬物に真剣に取り組みました。
何しろ塩漬けの漬物に今まで成功したことがありません。塩加減は3%。これは標準的なもので、重石も材料の重量の2倍。
これを守るのですが、うまくいったためしがありませんでした。

そこで 近所の情報をキャッチ!!
塩をまぶしたら もむようによくなじませてそれから漬け込むといいですよ。

これでした。
今期2回(2株)の白菜漬けは、大ヒットしました。
昆布・ゆず・赤唐辛子・しょうが・ニンニク などと漬け込み 味付けをして
大満足しています。

霧よけ その1

台所の流し台の前は 出窓になっています

DSC05369-02.jpgそこの霧よけが 出来ていました。




DSC05370-02.jpg屋根と同じ色のガルバリウムが貼られます。
出窓は お勝手だけです。
この出窓の枠にも断熱材が入ります。実は 断熱については 一言も二言もあって 希望通りサーモウールの導入となりましたが、じつは・・ 出窓の窓枠にも断熱材が入ることを考えもしませんでした。
枠の間から見えた断熱材に そっか〜そうだよね ここにも入れなくてはね と感心していました。

サーモウールの端っこが余っていて、それを見ると「座布団がいっぱい出来そうだな」 「キルティングにして挟み込んでこうこうしかじか・・」と考えますが、なんせ 手が追いつきません。残念です。

そういう角度から言えば 材の切れ端にも同じ事が言えて、なんかに使えそうだなばかりが先行します。結局は焼却してしまいますが。

生前の父は 杉などは眼中にありませんでしたが、堅木(堅い木)の端っこを貰ってきては物置に積み上げて 作るのはせいぜい棚くらいのものでした。でも 木に愛着を持って捨てられずに居た事と重ね併せながら、父のその気持ちを改めて理解しています。

建具に合わせた内装

古民家再生と旗印を掲げれば、建具もその家に付随していたものを取り付けることになるのでしょうが、この民家は、一度レストランとして再生された経緯があるために 建具は改めて用意する事になりました。

DSC05374-02.jpg太い柱や梁にマッチした建具を用意するとなれば、イメージだけはどんどんふくらみ、豪華日本家屋になってしまいました。
そんな予算がつくわけもなく、それではどうするか となりました。
初めの頃は 古建具や古道具を取り扱っている店をチェックしていましたが、最終的には yahooのオークションで取り揃えました。


DSC05375-02.jpgオークションに参加する事事態初めての経験でした。
工業製品なら 近所で確認し納得の上購入となりますが 古建具となると 出品者からの情報で判断するわけです。はじめは 手に取ってみてみないとわからないじゃないのと躊躇しましたが、守門さんの古民具村にある建具を頭に叩き込んで、それをベースにオークションに出品された商品の情報分析をしました。
もちろん 古民具村も物色し気に入ったものを入手しました。

オークションでは 購入金額より送料の方が高いという事例も1例ありました。

そんなわけで 先に建具ありき というスタートです。
建具に合わせて内装が進みます。
また 最終的には建具やさんの調整も必要です。

外壁の見本

材の加工をするための機械を 睦沢に持ち込むわけにはいかないので、棟梁の工場で加工され搬入されています。

DSC05361-02.jpgこれは 外壁の 腰板部分の見本です。
「こんな感じね」
と 想像力が乏しい私たちに完成のイメージを見せてくれました。
私の第一声。
「こんな高級品の板を使ってもらえるの。。。え〜いいんですか。」
暫く あまりの驚きに息を呑んだり、歓声を上げたりでした。

赤味と白を重ね合わせ その上 強い赤味を下に持っていくという心憎い配慮。
ブラボ〜。
貧乏予算を自認している私は、まさかの結果で、先読みに努め「北側はこうはいかないわね。」と膨らむ期待をなるべく抑えて、最も悪い事を想定しておこうという 例のサラリーマン根性が沸きあがります。

感動的な一瞬でした。

ご近所さんから提案があった トイレの排水については 便器に対してストレートに排水するよう取り付けなおす事に決定しました。
また 玄関の屋根に本屋根から雨が落ちることに対しては、その部分に雨樋をつけることを決定しました(vivaken既出)

棟梁の現場復帰

棟梁がやっとこさ 現場復帰してもらいました。

DSC05357-02.jpg体調は万全ではないようで、横顔は 少しはれぼったい感じです。
外の仕事が多いので、ぶり返さないよう 体と相談しながら改めましてよろしくお願いします。


DSC05358-02.jpg広瀬さん 今年もよろしくお願いします。




家づくりの現場を舞台に例えるなら、やはり 役者が揃わないと落ち着かないもので、例え 不在の舞台であろうとも 棟梁が復帰できた事を知って見回すと 気持ちの入り方が違う事を感じました。
柱や梁たちも 同じ気持ちで棟梁の復帰を歓迎した事でしょう。

私たちは 工務店というのは 基礎や足場は別にしても 大工さんも左官屋さんは従業員でまかなうものと思っていました。
こうして 守門さんと付き合ってみて、または この民家移築のために打診した結果で分かったことは、多くが 独立した棟梁とのコラボレィトだということでした。

今回で言えば、岩熊さんがコーディネーターであり 棟梁はこの移築再生において、コラボレーションを組んでいる。
このような関係です。

結果を振り返りながらいろいろ思うわけですが、遠隔地の設計士さんに依頼し、現場確認の回数が決められ その中で家を完成させるというのは、 我が家の場合到底無理な事でした。
図面の上で いいと思った事も実際に出来てきたものを見ると、方針が変わることが多々ありました。岩熊さんには そのコーディネイトを 状況 時に応じて対応してもらっています。

図面を読み取れないからそうなるのでしょうといわれそうですが、建築図に仕事で接する機会がある人ならまだしも、まして 古民家の移築となると どういう柱がどこにどうの、図面を元に正確に頭に描けませんでした。
隅木の配置がいい例で、隅木の木組みを目にしたとたん、収納室に予定していた部屋は、私の領分になりました。

キャットウォーク

民家には土間が似合うし ちょっとした応接間であったり、作業場であったりと機能も多彩だということで 土間を導入し、その上は吹き抜けにしました。
ここを吹き抜けにしたことが、この家の暖房に大きな配慮が払われる結果となりました。
暖房に配慮せねばならない情況は、この吹き抜けばかりが要素ではありませんが、大きな割合を占めました。

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吹き抜けの2階部分 3辺は2階の床が囲んでいますが、南側の建物の正面部分はベランダになります。
ベランダに出入りするために、キャットウォークといわれる通路を作ります。

パッシブソーラとして土間を活用する事が頭にありました。そこで 南側につけるキャットウォークも なるべく太陽のエネルギーを損なわないように、桟を張ってもらいたいと申し入れました。
しかし この冬よく観察していると、屋根の勾配と、軒の長さが影響して、キャットウォークから土間に届く日照は 殆どないことが分かりました。

そうなると 板を貼る事が合理的ならそれもよし、桟のほうが仕事がやりやすいならそれも良しという事で、お任せする事にしました。

時々気になる 保川建設さんの古民家移築再生のサイトをのぞくと、建て方(1)がアップされていました。
実際に現場を見ていませんが、写真だけでそのボリュームの想像が出来、新潟・妙高あたりのかつての棟梁たちの失われた技術に思いを派すことができます。
そして このお家、なんと 銅張りの屋根です。この2〜3年で 銅の価格がものすごい勢いで高騰し、再生業者は大忙しをしていますが、そんなレベルの話は全く関係のない世界とお見受けしました。
サイトでは「古民家再生など文化遺産の保護に理解が深い施主さん」と書かれています。
しかし 気持ちだけでは 到底やれる事ではなく、なにはともあれ 完成するのが楽しみです。
是非 入居される前に 公開していただけるようお願いする次第です。

もみがら物語

睦沢町にある「かずさ有機センター」で製造された 生分解有機肥料は 食味向上肥料として”もみがら物語”と名付けられ、JA長生を窓口に、10Kg 通常価格¥1,200のところを、地元還元特価¥980で購入する事が出来ます。

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10Kgで 30坪が目安といいますから、これは お安いです。

今年は 家を建築中につき 足場が邪魔をして 耕運機を収納場所から畑に移動する事ができないことと、100/200V・電話線のケーブルを地下に埋設する事になっているので、工事が終わらないと畑に手を入れられない状況になっています。

写真は 昨年5月に植えたサトイモです。収量は少ないのですが、とても美味しく頂いています。

この もみがら物語に注目しているのは、掲げられている三つの特徴のうちの、【2】土壌改良があります。
パンフレットには、【酵母活性効果で、土の感触が変わります。】と書いてあります。

私は 睦沢の粘土質の畑に手を焼いていますが、出来ることなら土を入れ替えたりせず、この土を扱いやすく、工夫したいと考えています。
それが砂を入れることであったり、不耕起栽培であったりするわけですが、今ひとつ ピッタリというものが 見つからないというのが実情です。

ともかく もう少し扱いやすい土になって欲しいのです。

家の前の畑は 埋設工事に配慮して使っていないので、今年のソラマメは 40年以上前は畑だったという 裏山の中腹に植えました。先日 ベランダで育てたソラマメの苗を移植しました。
やはり 畑として使われていたという場所はそれなりのもので、土は幾分軽く 作業はラクでした。ただ 再生民家という巨大建物が建ったので 日当たりが悪くチョット心配です。

学校を卒業して新入社員として入社した会社に、同じ学校の先輩がいて、二人で誰にも認められない学閥を作っていました。彼に出した年賀状に「民家再生中」と知らせたところ、「出来上がったら知らせてくれ。是非 盛岡から遊びに行くよ」と返事を貰いました。
そして 最後に「ただ今 沖縄・宮古島にて ゴルフ合宿中」と書かれていました。

相変わらず そんな事ばっかしやってるんだ。と 水泳部出身の彼に泳ぎの手ほどきを 代々木のプールで受けたことなどを思い出しました。
 

家づくり ご近所からのチェック

浄化槽放流管の経路をめぐって確認に来たご近所さんとは、「ま〜たまには お茶でも飲んでいってください。」ということになり、未完成の2階で、一談義しました。

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一通り工事状況を見て、その感想。
@トイレの配管のつけ方は あれでいいんかいね。ストレートに排水出来ないが・・・ま〜今はいろんな配管の仕方があるからいいんだろうけど。

この件については 私たちも問題視した部分です。岩熊さんにも確認要請し、”問題のないように対応できる”と回答を貰っています。
しかし 改めてよそ様から指摘されると気になるもので、もういちど 確認してみたいと思っています。

A玄関のガルバリュームの屋根が 本屋根の雨を受けるから、ここが一番に傷むし、この部屋にいる人は雨音が気になると違うかね。

なるほど。。。雨樋に落ち葉がたまった場合 掃除が簡単ではない事から雨樋そのものをつけることをやめましたが、もしかして 再検討の必要あり かも知れません。
今一度 相談してみます。

B奥さん大変だょ。掃除がね。まず この家だと蜘蛛の巣があっちこっちにできそうだね。桁や梁がいっぱい出てるから ブ〜ラリブ〜ラリ ヨッ!!て感じで蜘蛛の巣が張られるし、あと ムカデね。結構湿気っぽいから、でかいやつがどこからともなく どこにでも住み着いちゃうよ。

なんと。ムカデね。話は聞いていたけどやっぱりね。
ソヤツに刺されると、しびれて 毒をもってて 云々聞きました。
そういえば 土地を買ったその年は大丈夫だったのだけれど、去年の夏からなんかのアレルギーが出るようになってしまって、ちょっとした事で 虫刺され見たいなところからすごくはれるようになってしまった。
飲み薬を貰っていて、ヤバイ!!と思ったらすぐ飲むようにしていたんだっけ。

そんな事を思い出しながら、ある人が言った言葉を思い出しました。

「奥さんが 5〜6年後に 里山暮らしをするなんて事はですね、それは 計画ではなく、構想であって、実現するかどうかの確立は、まだまだ 分からないということですよ。」

これで 大笑いしました。

浄化槽 まずはご近所からの査定

07.01.15合併浄化槽設置工事の書類及び分担金は 町役場に受理されました。

DSC05345-02.jpg浄化槽を申請すると、2週間程で、浄化槽の設置場所及び 放流管経路の計画図が手元に来ます。

町にお任せの事ですし 図面を熱心に見ないで ハンコと印鑑証明・負担金の準備をする私でした。

そんなのんびり気分のところへ、ご近所さんがやってきました。
少々の世間話のあと、「浄化槽の入札があるそうだが」と話が始まりました。私は 自分のウチの浄化槽の入札と話がかみ合いませんでした。
どっかで ビルの建設でも始まって、その入札がどうのこうのという話しかと思いました。

都会暮らしの感覚から言えば、
”ウチが浄化槽の申請をしたかどうかなんて、一体 役所以外の誰が知る事ぞ”
というのが当たり前ですから。

ところが違って まぎれもなく我が家の浄化槽設置のことでした。

そして そのご近所からの査定とはこういうことです。

参考図が町から提出されていました。
浄化槽の設置位置 放流管の経路・放流位置が記されています。
この図面を見ると、放流位置が県道との境界である高さ1.5m程の擁壁を抜いています。

査定が入ったのはこの部分です。
この擁壁をブチ抜いて放流することなど出来ない。恐らく 隣地を干渉することになる。こりゃ大変だ。始まる前に 確認しておこう。

実は 図面はストレートに擁壁を抜いていくように書いてありますが、擁壁の内側30センチくらいは、道路の取り扱いになっているので そこをうまく利用すると、隣地に干渉せず放流管を通す事が出来ます。
実行計画について、岩熊さんから説明を受けていました。

その事を 現場で具体的に説明すると 「なるほど これは大丈夫だ」と納得してもらいました。
めでたし!っと。

土地の境界線、所有権について思い出すことは、私たちは この土地を購入した後境界の決定をしました。
境界の決定はある意味漠然としたまま、”大体こういう敷地でこの辺が境界です。この古い境界の杭ここが境界です。”という買い方です。
土地の売買契約を済ませて、自己負担で土地家屋調査士に依頼し境界の決定をしたのですから、思えばおかしな話です。

売主が ここからここまで これを売ります。
じゃぁなかったのです。





 

棟梁は遠征中

DSC05350-02.jpg棟梁は 海外遠征中です。というのは ウソです。
棟梁は もう一つの現場を抱えていて、12月の睦沢の断熱材入荷が大幅に遅れたことが影響して、スケジュールが狂い 
おまけに 年始 感冒性胃腸炎ならまだしも ノロウイルスにやられ これで またまた スケジュールが狂い ともかく 睦沢を休んでいます。

暮に 正月休みに備えた対策をしてあるので 物理的に支障はないと考えています。

しかし 関係者はその事情を具体的に私たちに説明はしません。

土曜日の朝 棟梁から「睦沢をほっておくわけにはいかないから、今日は 睦沢へ行って欲しい。」 と いわれた大工の広瀬さんは ”土曜日には 施主がやってくる ”という 棟梁の営業的配慮には気づかず、「今朝になって ”今日は睦沢だ”といわれた。」とつぶやいていました。

日曜日には 「守門さんの 大塚さん(社長)が、新潟の民家移築を始めた頃からの付き合いです。」と 守門さんの 元祖 民家移築棟梁みたいな人が立ち寄り 「折建さん(睦沢の棟梁) 来てるかい」。
「日曜日はお休みですよ」云々の私。
エトセトラの昨今の状況など聞いて、大体のことを理解してしまう 私たち夫婦でした。

ご近所は
「大分進みましたね。」と話しかけてきて、「ところで ここんところ止まってますね。」と
どうしたんだろう?と心配顔をします。

心の中で 「遠征中で〜す」とつぶやきながら
「緊急工事が発生して、ウチの棟梁じゃなくては出来ないものですから そちらに行っています。」「少し 時間がかかります。」
なぜか そんな 答えを出しています。

サラリーマンの習性というか その場を収めようしてしまう私でした。

今日は 役場に 浄化槽設置の書類提出 納付金納付 の日になっています。
昨日 ご近所から「入札があると聞いたけど、どんなルートで排水をまわすのか。」
早速チェックが入りました。

この件は 明日につづく。。。。


屋根換気

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昨年暮の作業ですが 屋根換気をもう一度復習しておこうと思い、整理しました。
乳井大将の 右側が作業が終わり取り付けられた 屋根の棟換気です。

越屋根が家の中心になるので 越屋根にも棟換気がつけられました。

屋根近くに 強制排気のために換気扇をつけるかどうかについては 議論の余地がある状況でしたが、越屋根の窓の開閉 そして 棟換気による吸排気でいくことにしました。
但し 室内の空気攪拌のため ファンを3台取り付けます。

私は エアコンにしても温風暖房機にしても 温風が直接身体に当たったり 家の中の空気が人工的に動かされることを 嫌いますが、これだけ大きな ガランドウの家となると 何らかの対策が必要と 承服しました。

地球温暖化が叫ばれようとも、私たちが生きている間にそうそう大きな変化もないでしょうし。

棟換気の説明は ここが分かりやすいと思いました


屋根は 建物の意匠として大きな存在感があります。
私たちも一時的に迷い、丸棟 鬼(瓦)などあったほうがしまりが出るのではないかとか、華やかな屋根にあこがれたりしましたが、打ち合わせ途中 岩熊さんは 「作りながら判断したらいいですよ」 と保留にし、時間を貰った私たちは だんだん冷静になり、余計な飾りはやめよう という 当初からのコンセプトに立ち戻る事が出来ました。

棟換気だけの シンプルな屋根です。

合併浄化槽

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種まきが遅れたソラマメですが、ケヤキの団十郎の葉っぱを掛け布団に、よそ様と較べると生育は遅れていますが安心できるところまできました。自宅のベランダでは それより遅れて種を撒いたポット入りソラマメがあります。
そろそろ 移植します。



長生郡睦沢町は、”特定地域合併処理浄化槽整備事業”に基づいて浄化槽が設置されます。
町が主体となり合併処理浄化槽を設置し(個人負担金 \325,000発生)、浄化槽本体と放流管は町の財産となります。町の所有物である浄化槽を個人の土地に設置する形態となるので、町と土地所有者は 土地の使用貸借契約書を交わします。

あとは 維持管理の費用として 以下 月額
基本料金:\1,050
使用料:\525X人数

浄化槽を経験したことがあります。
維持管理が結構面倒でした。半年に一回は汲み取りがあって その他維持管理。
汲み取り後は 浄化槽に水をためる。など。

町が相当 維持管理に力を入れてやってくれるようなので、手間がかかる事は少ないと想像しています。
どうぞ よろしくお願いします。

この件に関しての役所の動きはすばやい事。
申請書の提出が 昨年暮12/21
今日はもう 書類が手元に届いています。

それを思うと、家の前の県道 役所も、認める急なカーブのところに ミラーの設置を依頼して 早3ヶ月。
何の回答もないということは、「自分でやんなさい」ということのようです。
大きいカーブミラーって どこで入手するんでしょう。道路公団に余っていそうですが・・

すばやい話をもう一つ。
岩熊さんが 東金市から書類を送ってくれました。
「千葉県内 当日お届けサービス」*午前中に出すと当日にお届け
これ クロネコヤマトの宅急便です。

ホントに当日とどきました。
オドロキでした。こうなると 感動といってもいいかもしれません。

郵政公社大丈夫か〜。
年が明けてから投函した年賀状の返事は 届くまでに随分時間がかかってますよ。

民家ではお餅

気がつけば 1月も10日となりました。


DSC05334-02.jpg40年物の 槙の木にも少々おしゃれをして貰いたいと思い、剪定をしました。

イメージは「枝ぶりを見せる」と決めていたので、葉はバチバチっと落とされ、いいのか悪いのか分からないのですが、とりあえず すっきり系でまとめました。



年が明けて 睦沢に来るたびお雑煮を昼食としていましたが、最終日はとうとうお餅もなくなったので、お弁当を持参し けんちん汁を作りました。
私が作るお雑煮は 地域色はなく けんちん汁にお餅を入れたものです。

鶏肉を使ったり 豚肉を使ったりしますが 自慢は野菜の美味しさです。
赤芽のサトイモは ウチの畑で栽培したものです。美味しいです。
ごぼうは 道の駅で売っていた 土気のごぼう。太いごぼうを買っても ”ス”っが入っていることなどなく、嬉しいヤツです。
ニンジンは富里産。
油揚げは 大多喜のもの。
コンニャクは 地元の手作りコンニャク。すごく味のしみ込みがいい。
干ししいたけは 宮崎の人が 自宅用に作った「どんこ」を おすそ分けしてもらいました。
そうそう 大根も入れます。これは 西西隣から頂いたもの。

と 地元色豊かで、もちろん味わい豊かなけんちん汁です。

2階から遠くの景色を眺めながら、民家には お餅が似合うな〜
などと思います。
それとも 里山にはお餅が似合う。ということでしょうか。

小さな手あぶりの火鉢なんぞに 餅網を載せ、一つか二つの餅を焼くなんぞ
風情ですね。。。。


小屋組みを見上げて

物事には万事当てはまる事かと思いますが、実際に自分が手がけた事は、その一瞬から全く違う比較回路が働きます。

梁や柱は 私たちが手を出さなくとも 磨き上げられ引き渡された事は間違いがありません。

DSC05335-02.jpgしかし 自らの手でホコリを払い落とし磨きをかけると、よりいっそうの愛着が生まれるものです。

舞い散っている綿ゴミが サーモウールだからいいようなものの、グラスウール系であったなら、いつまでもチクチクといやなものが残った事でしょう。
当初 予算は グラスウールで組みました。というか グラスウールを見落としていたというのが正しく、そろそろ断熱材の準備となった頃、「アヤ! これって、まずい。」と修正したものです。追加金額が発生しましたが、グラスウールの欠点を知っている私は、もしそのまま「マッ いいか」とグラスウールだったら この古材磨きに 装備のない我が家では手を出させなかった事と思います。

話は戻って、自分で磨いた柱や梁へ愛着は ただきれいになったね だけではなく、「お前達 頑張るんだぞ。」と 願いと気が入ったので、尚一層 家になじみ その存在感を身近なものと感じるようになりました。

洗濯物事情

里山に暮らす となると 洗濯物などというのは 一日中日のあたる場所に人目をはばかることなく まるで こいのぼりのようにたなびいている というのが 私のイメージですが
違いました。

睦沢の周辺に限った事なのかどうか定かではありませんが、近所の方は 洗濯物を人の目につく所に干しません。
困った!!

これが 第一印象です。

今の住いは ベランダに2本のさおをかけ ハンガー式の物干しに洗濯物をぶら下げて、干しています。
晴れて家に居ようものなら 布団に毛布にシーツに と かけられる所には どこにでもかけてしまいます。
我が家の洗濯物や 寝具を 関心を持ってみる人などいない というのが前提にあるからやれる事のようです。

いわゆる 田舎暮らしと近所の目 というのを考えると、そうそう人の目につく所に 洗濯物を干すわけには行かないのかもしれない。
私には とても不満ですが 郷に入っては郷に従わねばなりません。

うまい事工夫して、太陽エネルギーに満ち満ちた洗濯干しを するのだ!!(多分)

3回目の睦沢正月

睦沢で 今年は 3回目の正月です。

DSC01859-02.jpgこれは 初めての正月 2005年1月3日です。
もちろん 暖を取る事などなく 裏山に倒れた木々はいっぱいありましたが、それを燃やして暖かくしよう等、思いつきもしませんでした。
この年 このテントは大活躍し、休憩や昼食はもっぱらこの中で過ごしました。
そして この年 土地購入から丸一年を経ることなく、移築再生を決意するような決断を自分達で下すなど 想像もしていませんでした。


2006年 去年の正月は 2005年の5月に購入した物置がもっぱら休憩場所となりました。
窓がなく 明かりもありませんので 前面を開放し お雑煮などすすっていましたが、初春の日差しはすでに力強く、不自由とも不便とも思わず過ごしました。
ともかく このままでは 民家再生はかなわぬものになるぞ という緊張感が絶えず私たちにプレッシャーをかけていました。

この民家を探し出してくれた石川工務所さんに屋根下地まで依頼し、地元業者が完成させるという構想は 予算という線から根底から崩れました。
石川社長・建築士 網野さんの「小さくするしかありません。」という提案を受け入れず、なんとか なんとかこのまま(このままの大きさで)移築したい。
強く希望を持っていました。


東金にある 「守門」
あそこは古民具だけじゃなくて 移築再生もやってたはずだ

vivakenのこのひらめきで、女神が微笑みました。

話を聞いてくれた岩熊さんには、このままの大きさで家を作ることは 私たちの予算ではまず無理だろうと、覚悟を決めて打ち合わせに臨みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その頃私たちは 私たちを名指しで語られている気分にさせられた
【再生民家というのは「規模を縮小する」という「判断と決断」が不可欠なわけである。】
という あるメルマガの一文に触れ、大変寂しい気持ちになっていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな中で 岩熊さんはさらりと「小さくしたくないのですね。」「金額をはじいて見ますよ。」

心の琴線に触れるというのはこういうことだと思いました。
Webの向こう側には絶えず人が居るわけですが、つながりを持つ人をターゲットに 一般論として 私たちの事を語られたように思え、傷ついた私たちは 事実には違いないので尚更、意気消沈していました。
 
岩熊さんという人から 改めて取り組むエネルギーを得たのでした。

2007年正月を迎え、窓が入り 2階部分は断熱材も張りこまれました。
少々薄暗いのガマンし、お雑煮を温め初春の日差しの力強さを感じながら、サードステージへ準備を進めます。


初春を愛(め)でる

「いろんな神さまに守られるといいわよ」
妹から手渡された 絵馬も参加し 新年を迎えました。

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太陽の力は日増しに強くなり 日没の時刻は目に見えて遅くなってきました。
「秋の日はつるべ落とし」の反対ですが いい具合に表した言葉は見つかりません。
こうして 新しい年を迎えられたことを感謝し、初春の慶びという言葉と共に 新しい年への、新たなる第一歩をふみだします。


今年初めて気がつきましたが、笠森観音では 鐘をつくことが出来ます。
大晦日 除夜の鐘つきとなれば 大変な人・人なのかもしれませんが 元旦は 境内の賑やかさからは想像も出来ない 数人の順番待ちでした。

天を仰ぎ 祈り 鐘をつきました。

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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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