床板に使った柳杉のその後

素足で床板の感触を確かめました。

「おや しっとりしている。」

庵主の確認すると 
「あーキヌカを上塗りした」
といいます。

施工当時 節はないとは言え ただただ白くて 
「いったい この床板はどういうことで これを選択したのだ。」
と半ばあきれ 唖然としたものでした。

調べてみれば 秋田杉にルーツをもつものの 中国産の材で 米ヒバさえ嫌がっていた関係者達が ここに行き着いたのは 我が家の予算がソレでしかなかったからだ と 自ら納得せざるを得ませんでした。

外見上をどう料理するか
追い詰められるとエネルギーを発する我ペアは 建坪72坪(一部吹き抜け)にまずは柿渋の塗布にはじまり キヌカの仕上げをしたわけです。

キヌカは 半年後再塗布 とうたわれていましたから それも忠実に実行し 柿渋塗布から1年が経ちました。

柿渋色が随分濃さを増し 白い床から開放されています。
キヌカのおかげで 非常にしっとりした仕上がりになっています。

柳杉は キズは付きやすいですが とても柔らかく堅木のケンケンとしたつき返しはありません。
冷たい床という感じも ないように思えます。
ここが 許せるところでした。

今 白い床から開放されて 柳杉のいいところだけが強調されるようになりましたので、ヤレヤレと息をついています。
2008/11/14(Fri) 08:09:15 | 古民家再生日記

Re:床板に使った柳杉のその後

想像していた以上に赤みが着くことがわかりました。今度は漆の状態をお願いします。
ケヤキの古木(2008/11/14(Fri) 19:11:22)

Re:床板に使った柳杉のその後

今日のvivakenのブログ「日向ぼっこ」の写真を見ると柳杉の床板に柿渋とキヌカを塗った色が確認できます。
http://denen-note.jp/modules/popnupblog/index.php?param=3-20081114080124
vivaken(2008/11/14(Fri) 13:04:26)
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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