古材磨き

建方の準備に入ると 梁として使われてきた「ぶな」材の磨きが始まりました。束子で洗われ、オイルステンで仕上げをしています。

油性塗料なのでそれなりの匂いがありますが、数日でそれも消える事と思います。
何より嬉しいのは、「かび」臭が飛んだことです。
そして 化粧を施されると、以前にも増しての存在感を示します。

ケヤキの柱も建てられるべく 所定位置に運ばれ始めましたし、これからが 最も醍醐味のある工程。と思います。

山から切り出した杉材の柱の話を棟梁としました。
柱を建てるときには、その木が立っていたときの東西南北を考慮するかどうか という事を聞いてみました。

棟梁の答えは 「柱のいい面(美しい面)を どこに向けるか これに一番気を使います。」

私は これぞ 大衆の中における”匠”とばかりに ヒザを打ちました。
柳宗悦の語る ”民藝”に通じるものを感じたからです。
2006/08/08(Tue) 07:48:22 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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