古材と新材をつなぐ

材の刻みとは 具体的に このような製作作業です。


DSC04217-02.jpgいたんでしまって使えない材は 新材で補充しますが、そのためには 新材の加工が必要となります。

それが 刻みという作業です。

材を置きながら どこに何が足りないから あ〜してこうして・・
こんな事はやりません。全てが棟梁の頭の中に入っていることです。

私たちフツーのサラリーマンは 出来るだけマニュアルに沿った仕事をするよう要求されます。
その第一歩として ファイルの背表紙にタイトルをいれず 自分だけ分かっているような仕事のやり方はいけない これは どこでも 誰でも 言われる事です。

これは 想像力とか工夫とかを必要としない、資料の保管の話であって、日々イメージが進行中であれば、第三者に対して いちいち過程を説明したり 保存したり できません。

棟梁のイメージは日々進行中で 時々 図面をじっと見入っていますが、言葉を派する事はなく、わたしたちが少々尋ねても、ただ うなずくばかりです。

棟梁が 柱や梁に墨付けをして 大工さんがそれをどんどん刻み込んでいました。
2006/08/09(Wed) 08:02:09 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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