梁の組み付け

高いところは からっきしダメで・・ と聞きますと、それはそれはお気の毒様です。
と涼しい顔の私ですが、ジャングルジムを巨大化したような構造材を 2階の床面あたりまで登って、ダウンしました。

ジャングルジムはまだいいのです。手を伸ばせば そこかしこにつかまるところがありますから。
私の体重では決して折れることはない足場板が渡してあって、事実 岩熊さんがススっと渡るのですから バランスさえ崩さなければ、怖がる事はないのです。

はじめは勢いのまま 岩熊さんを追いかけるように 足場板を渡りました。
この時点では チョットは怖かったけれど、何とかついていきました。行き着いたところで、梁の説明を聞いていると、vivakenが登ってきました。
それまでは、話をしながら移動していました。しかし 岩熊さんがvivakenと話を始めると、ふ と我に返り、足元がゾクゾクしてきた。

床のない高いところは、こわ〜い。

前の年まで全く症状の出なかった花粉症に突然襲われた。と聞きますが、これをきっかけに 高所恐怖症を発症しそうだと心配な私です。

DSC04387-02.jpg2階の天井に当たるところに足をおいて、”かけや”を振る 岩熊・山崎 ご両人です。

トビ職さんが、ヒョイヒョイと足場を渡っていくのを見ますが、それもそれですが、ここで 梁を叩き込むだけの力を込めて、”かけや”を振るというのは どうにも想像を絶する作業です。




梁の組み付け作業を見ていて思った事は、「仮組み」という工程のことです。
作業場で仮組みをして それを解いて現場で組み立てる という作業工程のことを聞いていました。石川社長も伊藤参与も大変大切な事だといっていました。

折井棟梁は 直接組みつけています。寸法は慎重に確認していますが、組み付けは直に指示していますし、大工の広瀬さんも 瞬間瞬間の判断で 柱を絞り込んだりしながら梁を組みつけていきます。

私の感想は、いくら仮組みをしたところで、それを解けば「元の木阿弥」。
仮組みをするにこしたことはないかもしれませんが、あばれる柱をみていると、いろいろ手を回しても、そう簡単に思い通りに進める方法はなさそうに思えます。

2006/08/22(Tue) 07:49:13 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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