曲がり家

出し桁を受ける 出し梁 が一部欠損しているのょ。。
と がっかりしていた私でした。

ケヤキの古木さんから、
・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・
屋根を突き上げて養蚕のための明かりと空調を確保した跡かもしれません。古民家に刻まれた跡には、先人たちの生活様式の変化を見ることができます。そういうことを想像するのもとても楽しいものです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とメッセージを頂いて 納得したりしていました。

DSC04424-02.jpg
実は もう一つ 梁がないところに続く ”隅木” これもありません。
切妻屋根ですから 隅木があるかないかは 問題にならないのですが、折角作ったものを、誰が何の理由でこんなふうにしたのかしら と 残念な気持ちでした。

さてさてさて。。今日は びっくりご報告です。
岩熊さんと 現場打ち合わせをしました。
その時に どうおもいますか? と尋ねました。

暫く 全体の様子と照らし合わせながら 考えて
「曲がり家 だったんじゃないですか・・」「一回目の移築で その部分は 再生しなかったのでしょう。」

確かに 2階の床面は 40センチの落差があります。その低い部分が出し梁部分がなく、隅木もないのです。
曲がり家 として 家がつながっていたと想像するに 充分な証拠に思えます。

グッド グッド!!岩熊さん。曲がり家だったのね。

納得。   
とうなずく 私です。

思っても見ない結論に とても楽しい気持ちになりました。
梁が短い、隅木がない の 泣き言は、この家の歴史が明らかになった事で、ますます 親近感の湧く家となってきました。
2006/09/18(Mon) 09:52:49 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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