企業秘密か?棟梁の工夫

曲がった梁と柱を相手に 仕切りを作る棟梁です。
「できるかぎり 古材の一部始終を現しておきたい」とお願いしているので、パーテンションをするにも、
「古材 現してくださいね。」
それが 口癖です。


DSC04966-02.jpg

DSC04968-02.jpgむむ 切込みを入れてあるぞ。


お昼ごはんを囲みながら、ここを通りがかる人や 睦沢近隣の人たちは この現場を見て
「なんとも 粋狂なことをやっとるわい。」と思う人と 
「どれどれ どんなものが出来るの」と大変関心を持つ人と 両極端だろうねと 棟梁たちと話していました。

仲間の大工さんの一人は、下を向いて苦笑いをしています。
それを見つけて すかさず 「粋狂だと思っているでしょう。」こう詰め寄ると
「それをやってる 俺もおんなじだ(酔狂モンだ)」と答えがありました。

なんとなく 世離れした人たちの集まりになったようでした。

さて 粋狂に輪をかけます。
この民家を紹介 仲介してくれた 石川工務所(伝匠舎)さんの民家情報に「北城の蔵」というのがありました。
新潟の柏崎市にあったもので、総2階で16坪です。

北城の蔵

民家情報の表紙のページでは 成約済みとなっていませんが、このページに入っていくと、一行目に成約しましたと、書いてあります。
この一行目が目に入らず、まだ 引き取り手を捜しているものだと思い見ていました。

いやはや これも素晴らしい。
このような情報ではめずらしく 金額も明示されていました。
思わず計算しました。移築するといくらかかるだろうか。
こんどは ただの蔵でいいから 建てるだけでいいから・・・・
と 今の移築再生でアップアップしている私が 身の程知らずにとりあえずいくらかかるだろう
な〜んて考えてしまいました。

ふと ご成約ありがとうございました の行に目が行きました。

よかった〜。成約済みだ。
心底 ホッとした わたしでした。

北城の蔵を 三度四度と訪れていて、先ほど改めて気がつきました。
なんと 成約済みの一行が消えているではありませんか。(ショック〜!!)

何かの事情があったのか、そもそも掲載の内容に間違いがあったのか????

ともかく 現地へ行って 見るだけでも見てこようなんて、思ってはいけないと自分に言い聞かせます。
またまた 粋狂のドツボにはまらないようにしなくっちゃ。(決意!)
2006/11/10(Fri) 08:11:42 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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