屋根工事のクライマックス

越屋根の屋根貼り工事は、大将の機敏且つ慎重な動作に 見とれてしまいます。

DSC05018jpg屋根の上に 越屋根に上がるための梯子を載せ、しっかりと固定して、越屋根に上がります。
言葉で表現すれば これだけの事ですが、見上げる私たちは、なぜか 歯を食いしばっています。

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こうして 屋根材は次々に張られていきます。
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屋根材は JFEガルバリウム鋼板です。
さて その下地ですが セーレン株式会社の「ルーフラミテクト」という製品です。
これは 防水性に優れ かつ 透湿性にすぐれているルーフィング材です。

ルーフラミテクト

小屋裏が存在しない(天井のない)家ですが 屋根の透湿性については 気になっていました。越屋根から 外気との交換が出来るよう工夫してありますが、野地板全体を考えたとき、さてどうしたものか・・

話は横道にそれますが、登山用ウエアーにおいて 「ゴアテックス」が登場し多くの人がその快適さを評価し 命拾いをした人や、凍傷からまぬがれた人が居るとききます。
ダクロン オーロン という素材も透湿性という点で同じ機能を持ち、高機能スポーツウエアーとして多く採用されています。汗をかいても すばやく水分を放出し ウエアーそのものは保水しないので、木綿のシャツで味わう 運動を中止したときのシャツの冷たさとは大きな違いがあります。

話を戻して、透湿性のルーフィングを使っても ガルバリウム鋼板では、結局のところ湿気の逃げ口がないじゃないの。
こうなりそうですが、それはまた工夫があって、屋根の棟の部分は 湿気を逃がし 雨漏りがしない 多重構造となります。

古民家移築再生ですが、素材については 新素材新しい工夫を取り入れています。

瓦屋根にすることは出来ませんでしたが、ルーフィングについては、胸を張っています。
2006/11/17(Fri) 08:13:01 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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