現代版 棟梁
玄関のスリッパ入れです。
上面は 狭いテーブルになっていて 一輪差しや名刺受けぐらいは置けるようになっています。
建具は古いものの再利用です。
中のスリッパを受ける棚が 土曜日に完成し その機能を果たすように 出来上がりました。
本を読んだり ちょっとした情報の中で ”棟梁”と呼びかける大工さんの責任範囲は 少なくとも木工事の全てを担い、完成を迎えると思っていました。
しかし 現代版棟梁は そこまでの任を背負ってはいませんでした。
少なくとも我が家においては。。
細かい修正の希望や 縁側を付ける加工は 別の大工さんに任されました。
去年の暮 壁の板張りに助っ人で来てくれた大工さんです。
違う大工さんが 最後の締めくくりをやってくれる事に 何の不満もありません。
几帳面な加工をしてくれるし 私は 大いに満足しています。
私たちが 細部の修正を要求したといっても知れたもので
「これって こののまま???」という部分だったと思っています。
それが中々実行されず 監督の判断で 違う大工さんにやってもらうことになりました。
これで充分です。
テーブルの最終加工が四台残っていて そのうちの一台は一間のベランダから外に出すことが
出来ないほどの幅広です。
考えた末 ブルーシートを張り巡らせ 簡易作業場を家の中に作りました。
とはいえ 集塵機があるわけではなし ほぼ気休めにしかならず 粉塵は家の中に舞い散っています。
この四台のテーブル加工は大工さんと 私の意思疎通が不十分で
「粉塵の出る作業は 十月末までに終えてしまいたい。」
「テーブルの造作修正作業はそれに間に合うようにやってもらいたい。」
これが充分伝わらず 照明が入り暖房機が稼動するという 作業環境が変わってから 板磨き 面取り作業となったので なんとも不自由で 手間のかかる作業となってしまいました。
2007/12/10(Mon) 08:14:51 | 古民家再生日記
Re:現代版 棟梁
収納家具としては、素晴らしいと思います。古い戸板がいい感じです。でも、スリッパのぺたぺたした音は、せっかくのスギ板にもったいないと思っただけです。素足で立っていると自分の体温で暖かくなってくるのが気持ちいいんですよね。