生い立ちを知る

友達が持っている「鉄瓶」は 私がイメージする”南部鉄器”とは 少し違った姿をしています。

本体部分が いぼいぼではなく トゲトゲしたデザインです。

写真でその姿を見たときには、
「おや〜 またなんか珍しいものを 発掘したね」
という印象でした。

さて その鉄瓶。
所有者である友人はこう語るのでした。
「東北旅行をしたとき 友達の車の中に いかにも 棄てようかどうか迷っているという感じの この鉄瓶がありました。
聞くところによれば 彼の奥さんが棄てようとしたけれど それも出来ず 置く所もないのでここにある。」
そういう状況だったので 
「大事に使うよ。」
と貰い受けたというのです。

これが 経緯だそうで 聞けばどこにでもありそうな話しです。
この先の コメントがとても大切です。
聞けば誰もが 笑顔になりなんとなくホットします。

もともとは ”つるさん”という人が使っていたものだそうです。
この鉄瓶の蓋には 鶴が彫刻してあって つるさんが鶴の彫刻に引きこまれて買ったものか
つるさんに愛情を注ぐ人が つるさんのために作ったものかはわかりません。

しかし つるさん は時に触れて 「わたしは つる という名前で この鉄瓶には 私のお印がしてある」と いとおしんでいたに違いない と 思うのです。

ともかく 再び大事にしてくれる人の手に渡ってよかったな と思います。

鉄瓶は 長火鉢の上で お客さんを迎えては何かを語りかけているそうです。

2008/02/18(Mon) 07:46:39 | 古民家再生日記

Re:生い立ちを知る

昨日はお世話様でした。
鉄瓶28号のご紹介有難うございます。

座卓アップしました
W136×85×H34 天板の厚さは40ミリ位?でした。
guest(2008/02/18(Mon) 11:11:46)
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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