物づくり

物づくりの現場で経験することですが、
一つのものを作り上げるにあたって、自分には経験がなく それを完成させるには、多くの時間がかかり、できばえの評価に耐えられるかどうかわからない場合、
ともかく実績をつけるために、勉強のために対価は二の次にして、その依頼を受ける場合があります。

依頼する方は、できばえには難点があるかもしれないというリスクはありますが、その職人さんに やる気や情熱があると、できばえは何らかの形で、カバーできるところはカバーしようと覚悟を決めて、そのかわり いくら時間がかかろうとも、はじめに決めた金額に上乗せすることはありません。
職人としての向上心とは、そういう経験 痛い思いを 踏み越えて積み重ねていくものだと思います。

例えばですが、ある職人さんは慣れた仕事で要領もわかっているし、2時間で仕上げる。
新しくその仕事にチャレンジする職人さんは 難しくて何時間かかるかわからない。

その場合、慣れた人に頼むか、新しい人に情熱があって時間はどれぐらいかかるのかわからないけれど、慣れた人と同じ工賃でやってみますというなら、やってみてください。こういって見守ることが出来ます。

少なくとも、やったことないので とりあえず3倍の価格で注文くださいと言われたら、そりゃ〜 出来ません。と断ります。
2005/12/24(Sat) 20:53:37 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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