千本格子の障子

棟梁と話す機会がありました。
入母屋を得意とするこの棟梁は、地域の立替 再生を 手がけています。
自然と古いものを壊し 新しくする現場に立っているわけです。

「障子なんかさ〜もうこんなんはつくれねーからさ、これがいいんだよっていうんだけどさ、新しいもんがいいちゅうさ。」
これは 千本格子の障子を雑誌のグラビアを指差しながら、言った言葉です。

障子は今、20センチX25センチ の格子で組まれているのはざらで 細かい格子のものを手に入れようとすると、古民家・古民具を扱うところを丹念に探してまわるよりありません。

つくったほうが 新しくてきれいという観点と こういうのが欲しいけれど 今注文で作らせることが出来るのは 粋狂かお大尽。
だったら古民具を探すしかないってことになるわけです。

来年もそのように 私たちにとっては垂涎のものが、煙に消えていくことがいっぱいあるのでしょう。
2005/12/28(Wed) 08:15:49 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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