見積もり有効期限 

立春の頃に 睦沢で 民家移築、建前(屋根下地まで)の費用についての打ち合わせが行われたのは、既報の通りです。

その見積もり有効期限は きれました。

今回の石川工務所案では、発注できなかったわけです。

発注できなかった理由は、一つには デザインの変更にあります。
提案いただいたものは 作品として 私たちが考える「ただの民家」に比べると素晴らしいものだと思います。
石川社長は、「ともかく 今のままでは総経費を予算内でおさめることが出来ない。小さくする事で、最終的に予算に見合うようにやるべきです。」「予算内でやるにはこの方法しかありません。」

私たちのことに関心を寄せてくれる方々も 「工務店がそういうんじゃね・・」といっています。

じゃぁ なぜ それに乗れないか。

私たちは 人生最後の大きな買い物をしようとしています。
「ただの民家でいいのだけれど・・」
これが根本にあって、今一度 「ただの民家」を見てまわったり、縁があれば ただの民家にこだわる人の言葉に耳を傾けようとしています。

2006/03/03(Fri) 07:42:27 | 古民家再生日記

Re:見積もり有効期限 

こんにちは。

ケヤキの古木さんの イメージは大変よく理解でき、一行一行うなずきながら、読みました。
そして ケヤキの古木さんの”ガマン”は、私にとっては、日常生活でなくてはならないものです。ウチもシステムキッチンは必要ありませんが、食器洗い機は欲しいと思っています。

私たちにも 高気密高断熱という考えはありません。
あくまでも風通しがよく 太陽の光や熱を最大限生かせる工夫をしたいと考えています。

藁葺き、茅葺きは早々に断念いたしました。

でも どなた様かがやってくださると聞くと、それも 営業用ではなく ご自分の住いとしてとお聞きすると、我が事のように、心が躍ります。

>本当に寒ければ風呂に入って寝ることにします。

最高です!
あ〜 楽しみです。ご検討心よりお祈りいたします。
tiara(2006/03/13(Mon) 08:17:38)

Re:見積もり有効期限 

「ただの民家」にこだわるケヤキの古木です。

 いろいろ大変でしたね。契約を断念された様ですので、そのことはもう触れないでおきましょう。

 ところで私も「ただの民家」にこだわっています。そしてできるかぎり「昔ながらの」という接頭語を頭に付けた家にしたいと思っています。
 とは言え、風呂はユニットバスだし、便所は水洗でもちろん家屋の中に付けます。台所もステンレスのシンクに3口のガスコンロ、蛇口をひねればお湯が出てくるという現代風なもので作ろうと計画しています(合板のシステムキッチンはさすがに止めときます)。本当はオクドさんにあこがれてしまうのですが、毎日の事ですからあきらめました。家中に電灯がありコンセントがある。これで「昔ながらの」と言えるのか不安ですが、ここまでは「がまん」しました。
 でも残りの部分は、「昔ながらの」にこだわるつもりです。
 基礎は石場立て、広い土間に囲炉裏の板の間、屋根は藁葺き、もちろん土壁、基本的に木製建具。木製サッシじゃないですよ。板戸、ガラス戸、障子です。床暖房など有りません。将来的に掘り炬燵は付けたいですが、暖房は石油ストーブの予定です。エアコンは無しです。藁葺きですから気密性は無いし、囲炉裏で火をたくので換気が必要です。だから、現代風の高気密高断熱という発想はありません。ある意味、多少の隙間風は有りがたいくらいかもしれません。寒ければ火をたきます。薪です。屋根を煙で燻します。本当に寒ければ風呂に入って寝ることにします。
 広さは、7間×5間の平屋です。四間取の民家を基本としています。天井は付けたままです。屋根裏の豪快さを見せるなんて考えません。天井は有りがたいものです。屋根のゴミは落ちてこないし、第一暖気が逃げにくいですから。囲炉裏のある土間は一部吹き抜けですが、そこだけです。
 たぶん煙くさい家になりそうです。
 こんな家にしたいと検討中です。お互い良い家が出来ればいいですね。
ケヤキの古木(2006/03/10(Fri) 18:52:22)
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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