棟梁の日々

棟梁は運び込まれた 材の中で、
寸法確認に余念がありません。

タブン タブン ですが
私は こう想像します。

網野さんが 現地調査を元に CGで構造を描いたものが手元にあります。
私はそれを頭の中においています。

棟梁の頭の中には、CGとは違った、経験と訓練から描き出す絵が頭の中に描かれていて、その中を移動しながら 寸法の確認をしているのだと思います。
それは 図面だったり構造図だったりしているはずです。

ここで 大工さんという創造性の高い職業を思います。
確かに 建築士がいて 建築士の指示通りに仕事をするというのも、一つ価値あることですが、立っていた現場を見ていない棟梁が、写真や図面 その他の資料で再現する事は、
”番手が振ってあるから できるでしょ”
そういうもんでもなさそうだと、思う事 しきりです。

自らも 名前に”熊”を背負う 守門の岩熊さんはいいました。
「棟梁は 材の中を 熊のように うろうろ しています。」


2006/06/14(Wed) 08:22:18 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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