寸法不足

現場で見つけた 一本の材。

DSC04209-02.jpg
寸法不足とメモされています。
いろいろなやり方があるのでしょうが、実際に 去年の今頃まで立派に機能していた建物の中に、「寸法不足」という材があることを、理解することができません。

折井棟梁がうまく加工してくれるはずなので、何の心配もしていませんが、「そんなことが あるのね・・」という思いです。

ミスター妹旦那が チョコットやってきて やはりこの材を見て、
「大工さんって、この家の柱の一本 梁の一本 全て頭のなかで描いているんですね。」
改めて 大工さんの仕事に思いをはせました。

彼の両親の家は 東京の西の端っこです。
私たちが この家の再生を決意した頃、実家の父は私の話を聞きながら、ミスター妹旦那の家の梁は”チョウナ削り”だと教えてくれました。

彼も妹もその事を意識した事がないようですが、私たちがこの再生をすることをきっかけに、もう一度育った家がどんなに素晴らしいものだったかを見直すきっかけになるかもしれません。

2006/08/02(Wed) 07:54:46 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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