上棟の日に

DSC04392-02.jpg柱と梁を ガッチャ(私はこう呼んでいますが、正式な名称はしりません。)で 固定し 「おまえはここで こうなるの!!」と材に言い聞かせています。
このガッチャの帯掛け・締め上げは、大工の広瀬さんが、棟梁と言葉を交わすでもなく さささ〜とセットしてしまいます。


上棟の日 式は午後3時からという事で、その日の作業は終えました。
その頃 ゆっくりと家の前を行く車がいて、我が家に関心を持って見ていることが伺えました。
すると その車はまた戻ってきて、家から少しはなれたところに駐車し二人の男女が我が家へやってきました。

「守門さんの現場と聞いて 伺いました。」

先日地鎮祭を終えたという 古材を取り込んだ家を立てる計画のご夫妻でした。
我が家の裏山の竹は そのお宅の 地鎮祭の神さまが下り立つ場所に立てられました。
竹を差し上げたことがあって、大変立派な地鎮祭だった事を聞いていました。その印象から年配の方を想像しましたが、なになに 定年まで20年は悠にあろうというご夫妻です。

「図面を見せてもらってもいいですか。」
重ねておいてあった網野さんのCGを「これは だれが書いたものですか?」
などなど・・

私はまるで、レポーターのように
「どんなきっかけで 古材に惹かれましたか?」などとお聞きしました。

ご主人(この頃 ご主人とお呼びすると主従関係ではありませんとか言われそうですが・・ま〜ミスター○○ぐらいの呼びかけです。アシカラズ。)は 「ハウスメーカーもいろいろ見ましたが、今ひとつ納得が行かず、あるとき 守門さんのホームページに行き着きました。」
「ちょうど モデルハウスを見学する事が出来て、自分には これだな!と思えました。」

そして 聞いていたみんなが 思わず微笑みました。
「私は 骨董など全く興味がありませんでした。しかし だんだん 引っ張られています。先日もビックサイトの骨董展に行ってしまいました。」

私は あとから考えて、これは 強力なライバルが現れたぞ。
建具争奪戦が始まるのかしら(タイヘンダ〜)


2006/08/23(Wed) 07:51:32 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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