「古材はぬらすと ふける」 か。

民家移築再生にあたって 茂原・長生地区で何回か耳にしたことの一つに、「古材は一回雨に当たってぬれると、急速に劣化し使い物にならなくなる。」「どこそこでは、再生途中に台風にあい、ウン千万がパ〜になった。」というのがありました。

日曜日、道の駅で地元の人と立ち話になり、私たちは今睦沢に民家移築再生中だというと、「お〜 あそこのあれかい」「よくみてるよ」といわれました。
その中の一人は
「随分長い事かかってたけ、心配し取ったよ。古い木ははぬらすと、いっぺんにダメになっちゃうけ。」

わたしは おっと〜ここでもだ。と思いつつ、
「大丈夫なんですよ。棟上まで 2ヶ月かかりました。」といい、岩熊さんも棟梁も そして 石川社長も網野さんも 専門家がみんな 口をそろえて
「雨にぬれたぐらい大丈夫です。」と 太鼓判を押している事を説明しないままその場を離れました。

「どこそこでは、再生途中に台風にあい、ウン千万がパ〜になった。」
この話を聞いたとき、「民家移築再生なんて 絵に描いたモチ じゃないのと。」と思ったものです。
思えば バカなわたしです。

よく考えれば、たかが雨でぬれたからって、ダメになるわけがない。
確かに 土に埋まった部分は木はとっても弱いと思います。土に返ろうとしますから。

神社仏閣は、無垢の木が風雨に立ち向かっているし、真壁の蔵の蔵が何十年も存続している。
みんな雨をうけてまた乾いているわけです。

この風評をなんとか 覆さないと思っています。



VFSH0146-02.jpg


東の妻側から。
真ん中の出し桁にのせた 屋根を支えているのが「方杖(ホオヅエ)」です。
屋根の破風の割れ防止という役割と、武骨な民家の意匠とを兼ね備えています。
2006/10/23(Mon) 07:55:13 | 古民家再生日記

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Beenionnani(2012/09/09(Sun) 09:17:20)

Re:「古材はぬらすと ふける」 か。

こうしてお話していて思った事は、木の種類が大きく関与しているだろう と言うことです。
房総は マツを主材料とした民家が多いと聞いています。

マツというのは 檜や欅といった広葉樹に較べると、丈夫さという点では 落ちるようです。
広葉樹 と針葉樹の比較をしているのではないので、念のため 書き添えます。
私は今 台所に青森ヒバをほんの少しだけ棚として使っています。じゃ〜じゃ〜水のかかるところですが、濡れても濡れたままで 乱暴に扱っています。しかし シミ一つ出来ません。
この 青森ヒバというのは 本当に素晴らしい素材と確証しています。

こうして考えてみると 睦沢・茂原 大きくは房総と捉えて、今まで民家に使われてきた木材(マツが主流と聞いています。)が 「古材はぬらすと ふける」という現象を起こしてきた。

だから 民家移築=古材=ぬらすとふける
とこの地域では言われるのだ。と思い始めました。 



tiara(2006/10/24(Tue) 07:38:18)

Re:「古材はぬらすと ふける」 か。

これは、ある意味正しい知識です。古家が、雨漏りが始まった途端に急速に劣化していくように感じることは良くありますから。だから、雨に当たらないことは、重要だと思ってしまうことは、間違えではありません。でも、建築現場のように風が通る場合は、いつまでもジメジメとしないのであまり腐朽は進みません。結局、塗れたままの状態が継続することが良くないのであって、そのことと雨に当たることが混乱しているからこういうことを言われてしまうんですよね。それに、今の家で棟上げまで2ヶ月も掛かる家はありませんから、心配に思う気持ちもうなづけます。
でも、古材が雨に当たってだめになっている現場を見たことがあります。新材は、何ともなっていませんでしたが、古材からはきのこが沢山生えだしていました。マツの梁材だと思いますが、立派なチョウナ削りの丸太がだめになっていました。コンクリートの地面に積んでいた物ですから、雨ざらしではあっても比較的乾燥しやすい場所です。ブルーシートも掛かってないので、状態は良いと思われる場所でした。2ヶ月でなったわけではないですが、そういうこともありますから、木を雨に当てないで、乾燥状態を維持することは大切です。
だから、住民がそういう風に考えていることは、間違えというわけではありません。木材を大切にする言い伝えのようなもので、木は濡れたらすぐに拭く。ということと繋がっている考え方だと思います。
ケヤキの古木(2006/10/23(Mon) 19:14:38)
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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