一本の丸太を使いこなす

昨日の続き

情報館には 一本の丸太を最大限に生かすためには、このように 木取りをします というサンプルが置かれていました。
センターの一番堅い部分は 当然柱。そのまわりで板を取ったり、なげしを取ったり、確かに一本の丸太を工夫して使っていくと、無駄なく使うことが出来ることがわかりました。

しかし こういう工程を踏んで家作りをすることは、先日のvivakenのブログにある伝統工法のこれからの行く末 ではありませんが、大変困難になってきていると思います。一部の人の思いいれによる家でなければ、現実には 不可能です。
工務店や大工のスタンスはもとより、丁寧に積み重ねていくことは時間のかかることであり、わたしたちは 彼らがかかわる時間に対価を払えるだけの、経済的余裕を持っていないからです。
しかし 地元の木を使うのであれば、そんな係り方が出来たらどんなにか 楽しいだろうと思いました。

千葉県木材市場を訪ねた理由の一つに、山武杉の自社山を持ち、そこから出た材木を使った大工仕事をする工務店を教えてもらえたら、話を聞きたいと思っていました。
しかし 考えてみたら 市場は木を売ることが仕事ですから、的外れな質問だと思い、取りやめました。

2005/10/18(Tue) 08:10:13 | 古民家再生日記
Tittle: Name:

Profile

image
tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

New Entries

Comment

Categories

Archives(4281)

Link

Search

Free