水泡に消えるとも

網野さんから提出された試算書を見ながら、価格の設定を私なりに検証しています。
とはいっても Web上の情報で、価格差を埋めるに値する大きな変化はありません。

細かく数字を見ていると、「どうして こんな金額になってしまうのだろう」とおもいますが、積み重ねていくと 予算の1.5倍になってしまっているわけです。
1,000円の1.5倍ではないので、なんともならないとくじけそうになりながら、図面と試算書を見比べています。

この民家を移築できないという結論にならないようにしたいにですが、大変苦しいです。
つい愚痴になりますが、いくら 古いもの 日本文化の偉大な遺産である民家を大切にしようといっても、普通のサラリーマンには、生活の道具であるはずの民家が、民家に住むことを目的にし 他を排除しなければ成り立たない現状になってしまいます。
あまりに ナンセンスな話です。

伝匠舎:石川工務所 石川社長は 「民家再生は 決して利益の上がる仕事じゃないのです。」
こういっていました。
要するに、民家を生かすということは、みんなが少しずつ無理をしてやっと成り立っているということでしょう。しかし 私達には、少しの無理で済む状況にはありません。

知恵を出して 知恵を出して 考えて見ますが、水疱と消える覚悟も出来ています。

こうなったら 全てブチマケテ いろんな人の意見を聞いてみようと思います。
2005/10/25(Tue) 08:08:32 | 古民家再生日記
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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