風鈴

「マンション住いじゃ風鈴の音も 人それぞれありますから」
「どんぐり庵ならこんな風流も いいんじゃないかと思いますが。。」

庵主の従姉妹から ご亭主の遺品である火箸が送られてきました。
触れ合わせると 涼しげな音色を奏でてくれました。
軒下にうまい具合に吊り下げて 風鈴にして使って欲しい と お便りが付いていました

はじめは火箸という道具として作られたものでしょうけれど 大変大切にされていたらしく
鉄特有の美しい輝きをもったものです。

私はもとより 庵主は
「風鈴の音がどうこうってことは ここ どんぐり庵で心配には及ばないが、大切にされてきたものを風雨にさらせないね。」

一時しまいこまれた火箸は、玄関に使ったケヤキの蔵戸の 寸法調整のために切り落とされた縦桟を重ね合わせられ 壁にかざられました。
たいして手も加えていないのに リンとした存在感を示しています。

夕べ どこかのおうちから 風鈴の音が聞こえてきました。
2008/07/17(Thu) 08:22:25 | 古民家再生日記

Re:風鈴

この火箸は姫路の名産品で明珍本舗 五十一代目 明珍宗之謹製と書いた桐箱に入っていました。元々は甲冑匠で楠正成の甲冑を作ったと明珍鍛冶由緒書に書いてありました。参考まで。
vivaken(2008/07/17(Thu) 09:38:54)
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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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