念仏と題目

森永卓郎が大学の授業で鎌倉仏教について書いていました
古代から封建体制に移る中で民衆は苦しんだ
民衆をすくために「念仏さえ唱えれば来世で幸せになりますよ」と 
あえて”嘘”をつく それで民衆を救ったと教えられました
この授業以降 死を恐れることがなくなり 現世を一生懸命生きることになりました


「念仏」と言えば「南無阿弥陀仏」です
似たようなもので「題目」があったな 何が違うのかな?
そこで「念仏」と「題目」はどう違うのかなと思って調べると

「念仏」とは浄土宗や浄土真宗で仏様の名を口に出すことでその仏を礼拝し信心することです。
南無とは全身全霊を持って依存し信仰を抱くことであり、阿弥陀如来という仏様に尊敬の念をはらいすべてを委ねますというような意味の言葉です。

「題目」とは日蓮宗系の宗派で唱えられている南無妙法蓮華経という文句です。
「念仏」と基本的な考え方は同じですがすべてを委ねる対象が仏ではなく法華経という大乗仏教の経典であり、南無妙法蓮華経と「題目」を口にすることはその経典に従いますと宣言することになります。

仏様の名を口に出し唱えることで全幅の信頼と救済に身を委ねることが「念仏」で、
日蓮宗系の宗派が宗派の大元である経典の名を口に出し唱える文句が「題目」です。

という事で唱える対象が阿弥陀如来が「念仏」であり 唱える対象が経典なのが「題目」であることが この歳になって分かりました
2025/03/12(Wed) 06:20:34 | 里山にて

Re:念仏と題目

「お念仏をとなえる」「お題目をとなえる」違ったシチュエーションで 目に入り 耳に聞こえてきましたが 整理するとこういう事でしたか
ありがとうございました。
guest(2025/03/12(Wed) 06:40:22)
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