働かないアリ

こんな話がありました
現代人は、役立たないものを無駄だと考え、切り捨ててしまいがちだ。果たして本当に無駄なのだろうか。生き物たちの世界に目を向けてみると、一見役立ちそうもないものも、とらえ方次第で、重要な意味や新しい価値があるということを教えてくれる。

寓話(ぐうわ)「アリとキリギリス」で働き者として描かれるアリ。しかし、集団の中には、鈍すぎて仕事に気がつかない働きアリが交じっているという。働かないアリが無駄な存在かというと、そうでもない。

北海道大の長谷川英祐准教授(進化生物学)が日本全国にいる「シワクシケアリ」を観察したところ、全体の2割程度の働きアリで仕事をしているそぶりが見られなかった。さらに、コンピューターを使って、働きアリが一斉に働くコロニー(集団)と、働かないアリが一定程度いるコロニーを仮想して比較すると、働かないアリがいる方が、やや長く存続することがわかったという。

一斉に働くと短期的には仕事の効率はいいが、やがて皆疲れて動けなくなる。卵の世話など中断できない仕事が滞って、コロニー全体の維持に影響する。働かないアリがいれば、疲れて休んでいるアリに代わって働ける。長谷川さんは、働かないアリは緊急事態に出動する「待機要員」と推測、「目先の効率だけを追い求めすぎると、その集団は早く滅ぶ」と指摘する。

私見
それはアリの集団のはなしで例えば人間社会の企業で「待機要員」として2割の人間が休んだら組織として弱体化します

企業は顧客の満足を獲得しないと生き残れません 
また競合企業と常に戦わなくてはなりません
従業員の生活を支えなくてはいけません

アリの社会のスタイルを人間社会に当てはめることは無理です
人間社会では普段仕事をしない人間はいざという時にも役に立ちません
2022/10/14(Fri) 06:28:42 | 里山にて

Re:働かないアリ

同感です。
適正適所。
これと頑張り屋にはその環境と評価を与え、 頑張れない人にはそれなりの役割を担ってもらう事で
組織が成り立つようにする以外ないと思います。
tiara(2022/10/14(Fri) 06:36:59)
Tittle: Name:

Profile

New Entries

Comment

Categories

Archives(484)

Link

Search

Free