■　■田園ノート；川の流れのように■　■

ＷＢＣ準決勝メキシコ戦は４対５とリードされた９回裏　
先頭打者大谷が右中間に打ち走塁中にヘルメットを飛ばしながら力走して２塁打としました

２塁ベース上で自軍のベンチに向かって叫びながら両手を何度も上げて鼓舞しました
その後吉田フォアボールを選びました　

続いて不調の村上がバッターボックスに入りました
初球を振りぬくとボールは伸びてフェンスを直撃しました

大谷に続き代走の周東がホームインして６ｘ対５で劇的な逆転サヨナラで勝利しました

決勝はアメリカとの対戦となりました
３対１でリードした８回に６番目の投手としてダルビッシュが投げました
ソロホームランを打たれ３対２と１点差まで追い詰められました

９回裏　７番目の投手として大谷が登場　最初の打者にフォアボールを与えましたが　次の打者をゲッツーで打ち取り２アウト
次の打者は全米ＮＯ１の強打者トラウトとの夢の対戦になりました

１６０ｋｍを超えるボールで真っ向勝負を続け　カウントは３ｂ−２ｓのフルカウント
最後の投球は綺麗なスライダーで空振り三振に仕留めました
内野ゴロでもなく外野フライでもなく空振り三振にしたことで大いに盛り上がりました
そしてご褒美は世界一です

大谷はグラブと帽子を放り投げ雄叫びを上げました
ベンチからは全員が大谷に向かって走り出しました
そして喜びを爆発させました

今回のＷＢＣを見て侍ジャパンのファンの全ての人がものすごい幸せを感じたことと思います

何でかなーと振り返ると準決勝と決勝は皆が期待する劇的なハッピーエンドという物語で構成されていたのです

この劇的なハッピーエンドが勝負の厳しさ怖さを超えた後にご褒美として
皆に歓喜と感動を与えたのです

物語はハッピーエンドに限ります
それまでに色々あった物事の全てを包み込み幸せにしてくれます