古酒仕次と鏡割り

5月15日に沖縄復帰50周年式典が開催されました
新聞記事に記念式典レセプションで岸田首相とデニー玉城知事が
「古酒仕次の儀」を行いました

古酒の泡盛が入った大きな甕にボトルに入った新しい泡盛をそれぞれが注ぐという写真が掲載されていました

古酒仕次というのは古酒と新酒のブレンドにより古酒の味を何十年 何百年と保つ知恵の技法です

一般的には大きな甕に入った年代別の古酒3つを古い順に並べ
もっとも古い甕の古酒を味わったらそこに2番目の古酒を継ぎ足し
3番目の古酒を2番目古酒に継ぎ足します
そして3番目の古酒に新酒の泡盛を継ぎ足します
順繰りに継ぎ足すことにより年代物の古酒が永続的に飲めることになる知恵です

泡盛を家の家宝とし、祝の席などで楽しむ。
仕次ぎしながら我が家の味となり、受け継いでいく泡盛の文化「家酒家宝」。
百年、二百年と代々家に伝わる古酒造り。

式典のセレモニーでこの目出度い儀式を行ったわけです

これを見て思いだしたのが鏡開きです
日本酒が入った樽の蓋を掛け声とともに割って皆と乾杯する儀式です
こちらは古酒ではなく新酒です
2022/05/17(Tue) 06:10:59 | 里山にて

Re:古酒仕次と鏡割り

古酒仕次の儀
こしゅしつぎのぎ

という伝統行事と確認しました。
未来を感じる 伝え引き継ぐことがみられる 温かみのある行事に感じました。
tiara(2022/05/17(Tue) 06:22:47)
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