藪のウグイス

姿は見せませんが ウグイスが「♪ホーホケキョ♪♪」

里山で独唱会が開かれています。

梅にウグイス
私たちは 梅にメジロを 梅にウグイス と思っていました。
昨年 「それはメジロです」とご指摘頂き、
この歳になって 「は〜は〜 」と 頭をかきました。

日本の伝統色にあるウグイス色は 茶色系の 図鑑でみるウグイスの色を指しています。

もう一つ勘違いの元となったのは 和菓子のうぐいす餅です。
うぐいす黄粉と呼ばれている 黄緑色の黄粉をまぶした あの うぐいす餅です。
花より団子を尊ぶ私は 黄緑色をうぐいす色と思い、ウグイスが黄緑色をしているから、黄緑色=うぐいす色となったと思っていました。

ちがうんですゎ〜
うぐいす色は茶系の色で、梅に遊びに来る若草色の鳥は メジロで、藪でさえずっているのがウグイスで姿は見えず。。。
でした。

野イチゴに重ねて

DSC05626-02.jpg野いちごの花が 咲いています。日当たりのよい 山の斜面で本当に気持ちよさそうな感じです。

睦沢に3年も行き来していると、地の方々とも親しくお話をするようになります。
その大部分は 私たちより少し先輩の方々です。

戦争の体験をもつ昭和を背負ってきた方々でもあります。

朝夕 自転車をこいで 田んぼのあぜ道を散歩していた先輩が 永久の旅にたたれました。
去年の終戦記念日の前後、「家の進み具合は どうだい」と立ち寄られ、夏の日の力強い太陽を避けて、木陰で世間話や昔話をしたものでした。

おりしも 靖国神社参拝云々が論議をかもしているときでした。
先輩は 
「国のために 命を落とした人の魂に 鎮魂の意を表することは、当たり前の事であって・・」と静かに 但し 堅い信念をもってお話されました。

遠くへ旅立たれて 早10日。
お線香を上げさせていただこう と思い お訪ねしました。
私たちは 喪に服する正装をし、太陽に守られ、風と語り合えるよう縁側を開け放された 先輩のお家を訪ねました。

旅立ちを哀しむ 多くの供物と花々に囲まれた祭壇に向かい、家の完成を見ていただけなかったことは心残りです とお話しました。

ご遺族は入院の日々を語られ 「病気に勝てなかった事は無念というものの 無事苦痛なく見取る事が出来ました。」 と振り返り お話してくださいました。

「太陽に当たりながら縁側でうとうとと眠ったりしていました」とお聞きし、
お別れして家路につき 裏山に入ると、野イチゴが太陽を浴びてとても気持ちよさそうでした。
静かなひと時を過ごされていたのだな、その様子を 野イチゴに重ね合わせました。

現代版暗渠排水

DSC05609-02.jpg

裏山には アザミの大きな株があちこちにあり、スミレがあちこちで薄紫の花をつけています。
ソラマメはケヤキの団十郎の下で、よそ様より生育は悪いのですが、花をつけ2ヵ月後には収穫が期待できるところまで来ました。

 山には 山の 愁いあり。
 海には 海の 悲しみが。
 まして、 心の 花園に
 咲きし アザミの 花なれば

そんな光景から 昔々のアザミの歌などが頭をよぎりました。
ドンな私には よくわからん ですが。。

日曜日に岩熊さんと、当初の計画からの変更点や 外構の追加など打ち合わせをしました。

私はこの里山の中に この家をどうコラージュしていくかという気持ちで、希望を整理しています。
その一つともいえる 雨樋。

雨樋をつけるぞ〜 いや 付けないぞ〜 と二転三転し 
最終的には ケヤキの古木さんに 
「ショパンの雨だれ」っていう曲もあるし、雨音を聞いて暮らす選択もあると思いますよ 
に背中を押され、最初の計画通り 雨樋は付けず屋根から落ちる雨水は 現代版暗渠排水で処理することに決まりました。

今日のような雨降りには 
雨だれの前奏曲/ Fryderyk Francisze Chopinを聞いて イメージを膨らませています

道の駅もビックリ

DSC05611-02.jpg裏山のタケノコです。
先週は大雨。その前は お彼岸の墓参り。。等々あって 3週間ぶりに睦沢へ行きました。

今年は ソメイヨシノの満開と日曜日が重なり サクラの花見を堪能した方も多いことと、大変喜ばしく あちこちに植えられた春霞にかすんだサクラは 全くもって素晴らしいものです。
これが 夜桜となると どこかなまめかしい 妖艶なものが漂うように私には思えます。

さて タケノコです。
暫くぶりに訪ねると、まず タケノコに歓迎されました。
来週あたりから顔を出すだろうとタカをくくっていた私たちを驚かせました。
「初物だ〜」と 掘り進みますが 都会の親戚に送るには「ぬか」も用意しないと、などなど
考えながら、静岡県では真夏日という気温の中、いきなりの 山仕事でした。

道の駅で タケノコをみると 我が家のものには足元にも及ばない小さいものが 2本で500円。
早い事に価値がある!!と、実感しました。

発送のためにひろげていると、通りすがりの人が、「立派なタケノコですね。」とうらやましそうに 話しかけていきました。
「ウチの裏山から採れたものです。」と自慢げに答える私でした。

道の駅の店の人は「わ〜早いですね。立派ですね。店に持ってきてください。」とか言っていましたが、それも今だけの話で、来週になれば、あちこちで掘り出されたものが 山積みされる事でしょう。

夕べ帰宅するや否や米糠であく抜き 下茹をしたタケノコは 先ほど濃い目の出し汁で煮しめになりました。

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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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