言葉に出してこそ

どんぐり庵から5分も歩いたところに 大上団地がありここには数件よそから越してきた方々が住んでおられます。

その中のお一人の方に どんぐり庵建築中から この家に関心をお持ちいただいた方がいます。
ほぼ 完成した頃 「見せていただけますか。」とお見えになったことがあります。

先日庵主が庭で仕事をしていると 丁度その方が通りかかりました。

何時か 一度言おうと思っていていただいたのでしょう

「この 瓦を まー素晴らしいデザインで積み上げましたね。私は ここを通るたびに 本当にうまい具合におやりになったことと 本当に通るたびに 感心しているんですよ。いいですね。そして あの外灯。あれも 上手に作りましたね。いいですね」

ここまで言って頂いて 庵主が喜ばないはずがありません。

頭に手をやったりしながら 照れくさそうに 褒め言葉をいただいたことでしょう。

この地域の方々には一様に 素直にストレートに褒め言葉やねぎらいの言葉をいただきます。
若い方たちとの付き合いがないので 年代が限られますが 私たち世代より上の方々に限って言えば そういえます。

言葉に出すか出さないか もちろん 出す事が円滑なコミュニケーションの潤滑材です。
心配なのは 庵主は 逆によそ様に対してそれが出来ているかどうかです。

となりのベランダ

私は どんぐり庵を主として 単身赴任でディズニーランドの側に住んでいる。
とま〜かっこよく考えることにしていますが、出稼ぎとドウ違うのか??
と いろいろ見方はあります。

それはそれとして。

その 単身赴任先のお隣のベランダで 野菜の栽培が始まったのは 一ヶ月ほど前です。
キュウリ と トマトとあと2〜3鉢。
植木鉢栽培です。

生育の様子を 洗濯物を干しながら観察し 実がなるように応援しています。

ここにきて 鉢が小さいためでしょう 土が少なすぎると思いますが 青々としていたキュウリの下葉が枯れ始め トマトは支柱を立ててもらえないので 倒れながらも花を咲かせています。

収穫を目的としたものではなく 「ちょっとかわいいゎ」といった具合で始まったのでしょう。
都会の花屋さんに出てくる野菜の苗は多かれ少なかれ こんな運命をたどっている事と思います。


どんぐり庵の植物の植え付けは 出来るだけ間隔をあけるよう気づかいます。
小さいものも 何時かは成木になるのは当然で それを見込んだレイアウトを心がけますが、時々庵主が 「込み合ってるんじゃないの」と つぶやいています。

蜜蝋ワックスの重ね塗り

柱や梁に蜜蝋ワックスを塗って 半年以上が経ちました。
そろそろ 2回目の重ね塗りをすることにしました。

どんぐり庵の作業時間に制約のある私は、雨の時はここを・・晴れたら外のアレを とチェックしています。

山のことは 庵主任せで 山に入って注文をつけている 偉そうな私です。

午前中は曇り空、お昼を過ぎると予報どおり雨が降りはじめたそんな日は、あれやこれや中途半端になってしまいますが、時間を惜しみ やり始めてしまいます。

柱や梁に蜜蝋ワックスを塗って 早いもので半年以上が経ちました。
そろそろ2回目を塗りましょう と 始めました。

一回目はとても神経を使い ムラにならないように ムラにならないように 薄く薄くと塗っていきました。それでも 塗りたては濃いところ薄いところができて 時間が経って均一化することを確認するまで 気がもめました。

今はあんなに神経質になった塗りムラもすっかり木が均一化してくれました。

また苦労だな・・・そう思いながら始めた作業でした。

ところが なんと・・
一度処理した木々の表面は よほど乱暴な事をしない限り塗りムラは出ませんでした。
スイスイ塗り広がってくれました。

そんな作業をしながら これだけの柱と梁を グラインダーで一削りしたわけですから、私たちって 本当にすごいことをやったんだな と思う次第です。

テレビドアフォン昇格

「こんなもんいらない」の一つに数え上げられた テレビドアフォンですが 
なんのなんの
「あってよかった」
に昇格いたしました。

先日 夜7:30ごろ ピンポーンと鳴りました。
夜尋ねてくる人など想像が出来ない庵主は
「誰だよ。今頃・・・」とおもいつつ ピンポンのモニター画面を見ると
今や 顔見知りになった、その日の昼間に届け物をしてくれた 運送屋さんの顔が映し出されていました。

その日は2件の配達予定の品物がありましたが 1件が届かず こちらは明日になるのでしょうと 私たちは連絡を取り合っていました。

知っている顔に安心し 初めてインターフォンを通しての会話成立というわけです。
外灯がうまい具合に働き、また パナソニックの品質がいいのか 画像が非常に鮮明でよく確認でき 安心して会話することができたといいます。

「あってよかった」
テレビドアフォンでした。

ちなみにこの運送屋さん。
大原の方で 遅く入った配送便の中にこの届け物があって、「あ〜今日行ったあそこの家だ。帰り道だから 一つ寄って帰ろう。」と 届けてくれたものでした。

ペッタリ・ハラマキ害虫駆除(農薬を使わない害虫駆除)

庵主が導入している ガムテープによる樹木の毛虫捕獲作戦。

これは 平成16年度の 「東京都職員提案 優秀賞」に評価されたものでした。

どんぐり庵の アキニレに ニレハムシの幼虫が発生し 環境にやさしい殺虫剤というのを使ったものの シュ〜コロリ とはいきません。

里山暮らし半年の庵主は 弱った毛虫を手でとって(もちろん 素手ではありません)殺虫液にほおりこんでいました。

そんなことがあって ニレハムシの退治は・・・と調べていると 東京都の職員提案に出会いました。

514本のケヤキに付いたケムシ 350万匹以上を捕獲して 従来の農薬を使った害虫防除策より 300万円削減。

とは言うものの 屋外のガムテープの粘着力はあっという間に劣化するでしょうから 発生時期のテープの張替えは結構人手を必要とすることでしょう。大木となれば なおさら大変です

発想の原点は ごきぶりホイホイかなと思いますが こうなったら 幅広粘着テープとか殺虫剤入り粘着テープとか 考案されてもいいんじゃないかと思います。

割高感があっちゃぁダメです。
年金暮らしはシビア〜ですから。

二本のキュウリ

梅雨空の下 黄色い花を咲かせ おままごとセットに入っていた プラスチックのキュウリみたいなものがぶら下がったと思ったら 昨日収穫できるまでになりました。

泥の跳ね返りで 少々汚れたキュウリを2本収穫し もろ味噌をつけて 採りたてを試食しました。

太陽の恩恵が不足なのか みずみずしさはありますが 「これがキュウリだ」という瓜臭さはあまりなく、トゲトゲが新鮮さを表していました。

今朝塩で板擦りをして かじってみました。
「うん ミズミズしさは満点だな。」
あと半分は 冷蔵庫にしまいこみました。

一番最初に花が咲いたものが 実になりました。このあとキュウリの成長と共に だんだん上ほうに実が付くのを追いかけていくわけです。

そういえば 
「僕んところは 枝豆は店で売っているように 根元から抜いてしまわずに、枝豆を切り取り収穫していきます。そうすると 暫く 太った枝豆をたべることができます。」
と街の友達は言いました。

ウチもこの手で行こうと思っています。

 

田舎の人は都会に・都会の人は田舎に

どんぐり庵から 大多喜に向かう県道沿いに 通称農家住宅と呼ばれるような 一軒の空き家があります。

季節がら雑草が生え さびしい風情ですが つい最近まで手入れをしながら住んでいた人がいたことがうかがえます。日あたりのよい 前庭の大きなお家です。

「もったいないね。住む人がいないと どんどん痛んでしまうわ」
と思いながら 立ち止まりのぞいていました。

お隣から 生後半年に満たない柴犬を連れたご主人が出てきました。
「この辺じゃぁ 見かけないやつが隣の前で立ち止まって なんじゃいな」
そう思われたのでしょう。

怪しいやつと思われてもいけないので、
「空き家なんですか」と聞いてみました。

空き家であることは 見ての通りなんですが とりあえず・・

返ってきた答えは
「そうさね。田舎んものは都会に行きたがり、都会んもんは田舎ぐらしとかいって 田舎に来たがる。そういうもんね。」

笑顔でサバサバと 答えが返ってきました。

「木」効果

どんぐり庵は 冬の暖房効率を少しでも上げようということで 床板の厚さ 壁のサーモウール 屋根の断熱材など 各々にこだわりをもって選定が進められました。

夏は 裏山からの風が通り それなりに 涼しく過ごせるだろう。と 風通しの良い家を目指しました。

今年は 5月に大変寒い日があり チョコット暖房とはいかない蓄熱暖房機で寒い思いをしたりしました。
また 大変暑い日もありました。

その大変暑い日。
日差しが強く かつ 蒸し暑さを感じさせるような日でしたが 家の中に入ると ひんやりとし 汗ばんだ肌から汗があたかも蒸散しているように涼しさを感じました。

森の中の寺院を訪ね 杉木立が続く苔むした石段などを歩いていると いつしかひんやりとし 心までが落ち着く事があります。
そんな感じです。

家の中は 木と漆喰で 土間が御影石です。
おそらくこの木々が 私に安堵を与えた なんともいえない環境の担い手でしょう。
言葉では聞いていたものの 「木」が織りなしてくれる環境の素晴らしさを実感しました。

ニンニク

とある事で ハイグレードなオリーブオイルを手に入れて以来、イタリアンに手を染めています。

といっても スパゲティですが・・

例の 中国産餃子殺虫剤混入事件いらい すっかり評判を落とした中国野菜です。
中国と書いてあると手を出しません。
そのため 100円程度で買っていたニンニクは ほぼ3〜4倍の価格になりました。

イタリアンに手を出す前は 1株のニンニクを買うと 使ってもせいぜい半分 あとは 冷蔵庫でしなびていました。
できたら 1かけで売ってもらいたいと思うほどの使用量でした。

さてさて今はといえば 贅沢にじゃかじゃかやっています。



そこに 茂原産のニンニクをいただきました。

「今 土から掘って じゃじゃと水で洗ってきました。」
と手渡されました。

去年 種ニンニクを植えて 今年収穫したものだそうです。

いただくのがもったいない。
プロが作ったような出来栄えなのです。
日陰干しにして暫く眺めていようと思います。

梅の収穫

ツツジの剪定をしていました。
白にほんのわずかに薄墨のように桜色がかかるきれいなツツジで もともと あったものです。
すっかり枝が混みあい この3年間6月になるとナントカしなくては思いつつ やっと今年手を入れました。
一日では終えきらず 後半は今度の日曜日が雨にならないことを願います。

毛虫のケムチャンもこの数週間で4倍ぐらいになり、よ〜く見ると可愛いと思ったりします。

しかし にわか植木屋としては 刺されるのが怖いので 目を凝らしての作業です。


東隣から バサバサと 竹で梅ノ木をたたいている音がしました。
「あ〜 木についた毛虫を払っているんだ。お隣は 殺虫剤とか農薬は使わないから・・」
と 自分のおかれた状況に当てはめてその音を聞いていました。
頭に ケムチャンが落っこちるよ・・
などと思いながら ツツジを パッチンパッチンやっていました。

庵主が側に来て 何やら話し
「今朝 大上団地でも 梅の収穫をしていたよ。」

それを聞いて 
「あっそうか 梅を落として収穫しているのだ。」と気付いたのでした。

私たちの時代は「ヤンキー」

広い年代層で 髪の毛が染められています。

この業界も結構急速に成長した感があります。

込んだ電車の中で 10代と思われる女の子の会話が耳に入ってきました。
昨日 髪を染めたという話です。
カラーリング材を買ってきて 自分で染めたのを一緒にいる友達とあれこれしゃべっていました。

聞くとはなしに 会話が耳に入り
「キンパ」という言葉がありました。

金歯ではありません。キ・ン・パです。

「クロでしょ。ブラウンでしょ。ライトブラウン・・・」
その辺の会話で 合点がいきました。

金髪です。ブリーチした金髪を キンパといっていました。

私たちの時代は「ヤンキー」といっていたっけ と思い出し
”キンパ”のほうが 差別的じゃなくていいな と感じた次第です。

 

携帯電話の掲示板

秋葉原の事件の報道で 携帯電話の掲示板というのが 頻繁に出てきました。

いまだ ケータイの世界から非常なる遅れを取っているわたしですので www.これ以外の世界が繁殖している事を よく理解していません。

どうも ブログみたいなものがあるらしい。と解釈しています。

子どもがいつまでも泣き叫んでいると すわ!!虐待か!  何かあるんじゃないかと いつまでも耳を澄まし 周辺で嫌な匂いがしようものなら 何だなんだと騒ぎたて いくら 名水といわれようとも決して口にはせず とま〜こんな具合ですから 秋葉原の殺人犯のような書き込みを見つけたら 黙っちゃいないでしょう。

こんなおばちゃんは 少なくないと思いますが、ケータイじゃぁおばちゃんの目に付かない。

ホームページ ぶろぐ 掲示板。
歯止めが利かない連中を阻止するために キーワードで巡回監視するシステムを作り上げてもらいたいものです。

理不尽に命を落とされた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。合掌 

痛いことはガマンしない

私の世代は やけどの治療で冷やしてはいけない。
スポーツで喉が渇いても 水分を取ってはいけない。

そんな時代を経験しました。

思ったものです。

やけどは冷やすととっても楽になるから 冷やしたい。どうしてダメなんだろう。
部活で 喉が渇いても水分を取っては 疲れが増幅するからとってはいけない。あ〜喉が渇いたな・・

こんな時代をすごしました。

そして 先日庵主から これ読んでおいてと手渡されたのは

すり傷の治療法がかわってきて 消毒したり乾燥させたりせずに 水道水などでよく洗い
傷の表面を乾かさないように ワセリンを塗ったラップや絆創膏で保護するというものです。
自然治癒力がキーになります。

こうして 時代を経て考えると
体にとって心地よい方法が もっとも適切な対応と言っていいように思えます。

自分にとって 心地よくない事は 対策法として適切ではないと判断したほうがよいようです。

レバー水栓

レバーを上下することで 開閉する水栓。

レバーを上げる止まる。下げると止まる。
この両方の環境を 行ったり来たりしています。

実家は前者であり どんぐり庵は後者です。

両方とも TOTOの水栓です。
水栓の開け閉めは 考えながらやるものではないので ショッチュウ戸惑っています。

レバーを上げて止めるほうが 生理的にはあっているな と感じていました。

先日妹が教えてくれました。

初めの頃 TOTOとイナックスは TOTOがレバーを上げると閉まる。イナックスはその逆。
2種類が混在していました。
事実 妹のところは 両方のタイプが混在しています。

さて
レバーのうえに上から物が落ちてきた。地震などがいい例でしょうが。
そんなときに レバーを上げると閉は おのずと 下げると開です。 

水は出っ放しになる。
これはまずい!

というわけで 今は レバー式水栓の開閉は
レバーを上げる下げると 閉に統一された。

な〜るほど よくわかりました。

なかなか明るくならない

省エネ 低CO2 ということで導入している 松下電器産業のパルックボール。

なかなか明るくならないという苛立ちの解消に一歩前進しました。

点灯後30秒前後で80%の明るさを実現する。

とあります。

「やっと前に進んでくれたか。。」
という感想です。
果たして 30秒が長いか 短いか という事になりますが 生活のペースも関与する事ですので使ってみなければ分かりません。

しかし 新しいものが大変魅力的とはいえ 交換となると 従来品も点灯寿命が1万時間ほどありますから 壊れるまで待つしかありません。
1個1500円 10個で15000ですから・・・

せっかちな私は 点灯後すぐ明るくならない事を嫌って こまめに消灯することを避けてしまいます。
つけっ放しです。
こうなってくると なにが省エネジャ!!と自らを叱責するのですが 「はやく ナントカして欲しい。」と願っていました。

一歩進みましたから あとは30秒が20秒5秒・3秒とトントン拍子にいくと思いますが、そこはメーカーの販売作戦もあり 一気に歩をすすめることをためらうでしょう。

こういうときこそ ライバルです。
ライバルが出現すると 一気に競争になり 到達点まで加速的に進むはずです。
他のメーカーの 御健闘をお祈りいたします。

乱舞

蛍の生息地へ蛍鑑賞に行こうとすると 事が暗くならなければ始まらないので 時間に制約があると オイソレでかけることも出来かねます。

私も 計画を立てた日が雨降りで また来年があるさ と あきらめると同時に
あちこち蛍鑑賞に足を運んだ 庵主の言葉に
「実際に見たことがなく 華やかな情報の中で 自分なりのイメージを作り上げているな」
と感じています。

蛍の乱舞・・・・??
言葉は華やかだけれど そういう風情ではないと思っています。

ホタルウォッチングトレイン

いすみ鉄道と大多喜町の企画です。

ゲンジボタルの生息地近くのいすみ鉄道の駅から バスで現地に移動するもので 最寄り駅や現地の具体的なことは この企画に参加した人だけが知る事が出来るという企画です。

大多喜駅前に50台の無料駐車場を用意するということなので 大多喜駅にいけばツアーに参加できる模様です。

ま〜 ともかく企画としては 6月7日から17日まで 大原駅PM6:15出発。運賃と「ホタルウォッチング許可証」500円を購入し 
いすみ鉄道いわく

”他の地域と比較にならないほど、目の前一面が蛍の光に包まれる”
とあります。

大原PM6:15出発で お帰りは大原着PM9:26分です。

そのあと東京へ向かおうとすると PM10:02大原 発。
千葉 着 PM11:10
その先・・・・・

夜遊びは控えましょう。

ぬか漬け

ぬか漬けを美味しく漬ける。
むずかしいです。

そして 里の方々は ぬか漬けはやっていないようです。
話題に上りません。

ともかく ひたすらかき回し続けているぬかみそがあります。
春からは 主にキャベツの外側の葉っぱを入れたり 大根の葉っぱを入れたりしてきました。
家庭用精米器うを持っているので ぬか には 不自由しません。

しかし よい かおりにならない。
これでは キュウリを漬けても美味しくはなるまい。

そんなぬかみそです。
いえ でした。

「ぜいたく三昧」というぬか漬けの素に出会いました。
水だけで 簡単プロの味 とキャッチコピーがつけられていました。

思い切って投入。
元々のものに混ぜあわせ、ほぼ10日。
やっと 色香り共に こんな感じだなと納得いくものになってきました。

夕べ漬け込んだキュウリは、つやつや 香りもよく美味しく出来ました。

食品は化学の分野からの目線で、より簡単にと改良され これがなくちゃ〜美味しく漬けられない。
となってしまった私です。

姑に
「なにも そんなもの買わなくたって いいのよ。」といわれそうです。
本当に 料理の上手な人でした。
 

田んぼは田んぼ

米の生産調整 または 耕作者の高齢化によって 田んぼを放棄せざるを得ない状況を垣間見ます。
身近でも 田んぼの面積を減らした話を聞きます。

いい米・美味しい米 は 合理化とは全く相反するもののようです。

かつて田んぼだったところに コスモスが植えられたりします。
里山のお花畑ときけば 少し前の私ならはしゃいだものですが 
今は 
「やっぱり 田んぼは 田んぼ だよね。」
と思います。

土地持ちの町の友人が 昨年ひまわり畑を作ったところ 
 
「ここに畑があるということは あそこにも ここにも畑があるということなのよ。」
「根元の雑草がね・・・」と
親しい地の方からの一言がありました。

友人は 受け入れ今年は今年の 違った庭・畑作りをしています。

田んぼ・・田んぼ・・
言うは易し ですゎ

お祭り

日曜日 町内放送が耳にはいてきました。

観光協会が主催するお祭りが 女ヶ堰公園で開催されます
というものでした。

「おや 面白そう。」と出かけましたが
思い込みから がっかりして帰ってきました。

観光協会と聞くと 何とか都会人の気持ちを引きつけようと あれやこれや工夫を凝らしているだろう これが 思い込みの始まりでした。
もしかしたら 取りたて野菜とか 何々さん自家製の保存食品とか 夏の草花の苗とか 野菜の苗 とか そんな面白いものがあるのかと やっと晴れた日曜日 やらなければいけない事は山積みなのに 消費生活に毒された私は いそいそと足を向けました。

結果は なんじゃ!つまんない! でした。

道の駅に隣接する公園です。駐車スペースは用意されていましたが 昨日までの雨ですから ぬかるんで脱出不能になることが怖かったので 道の駅に車を置きました。
やっと 一台滑り込みです。
「人も出てるぞ。よしよし」とスキップしながら公園に向かいました。

しかし 入り口に並んでいるのは 焼そば と なんかそういうもの。
かろうじて ”ときわぎ” という地元でパンを作っているところが出店。

太鼓 だ ライブ だと スケジュールは掲げられていましたが、私にとっては
「違うのよね〜」と
とぼとぼ 帰路につきました。 

この地で三年

「米 作ったらどうですか。。」
庵主は 田んぼの中から 声をかけられました。

少し離れたところに 睦沢町が分譲した団地があります。
そこに住いを構えて3年という いわば 庵主の同輩と申し上げて差し支えないと思われる方がいます。

長靴にゴム手袋で田んぼの雑草取りの手を休め 顔を上げた方はそのご同輩でした。

背丈はそうないとは言え がっしりとした体躯で 地の仕事で3年間育て上げた体のバランスを感じさせる方であります。

ご自宅の前を通るに付け 「あの垣根は全部二人(ご夫妻のこと)でやったんだよ。」「あの鳥小屋もね。」と 聞いていました。
わたしは こういう方こそ「ブログ」を書いて欲しいものだと思いつつ、
「作業をしたり パソコン開いたり 写真をアップしたりは 側で誰かがやってあげないとソウソウ続かないわね」
と理解するわけです。

誘われた庵主は 「もう少し家のことが片付いたら考えます」と答え
ご同輩も
「僕も 三年が経ち 新しい発見がありチャンスがあったので やってみているんですよ。」と 何がしかのチャンスを捉えるまでには ある程度の時間が必要な事を体験を語りました。



長年の無理がかかる仕事で O脚になってしまったものの 杖を片手に田のあぜ道を歩く見知らぬ先輩に会釈をしました。
彼女の全身は この町の自然と一体化し 一朝一夕ではかもし出せない すばらしい美しさでした。
このワンシーンが消え去るのは 惜しい! と思いました。

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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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