一房の藤の花

庵主の日ごろの手入れのお陰で 裏山はすっかり明るくなり 尾根までたどり着くのも容易な事となりました。

「もうそろそろ虫が出るから 山に入るのはやめておこう」といわれても 「ちょっとだけならいいじゃないの」と 言葉を振り切り 急な斜面をジグザクと登って行きます。

途中で一房の藤の花が落ちていました。
とてもきれいな 藤色で まさしくかんざしそのものです。

竹や 名前も分からないやたら天に向かって伸びている木々を見るのですが それらしきものは確認出来ませんでした。

蔦系は 殆どが切り倒される運命をたどっているのですが どこかに生き残った藤があるのか
たまたま 強風に運ばれてきたものなのか・・・

いや〜 きれいな藤色でした。

ニンニクねぎ

どんぐり庵のニンニクを 抜いて見ました。

根っこにニンニクは見当たりません。
ただ ニンニク臭いネギが育っていただけでした。

vivakenは これからニンニクになるのだから もう一度埋めておこう
というので そうしてきましたが

わたしは こりゃぁ ダメだ と 思っています。

半年近く土の中に居ましたが ただの ニンニク臭いネギが出来てしまいました。

トマト も ナス いずれにしても実のなるものはむずかしいね
と言っていた私たちは 根っこのものはもっとむずかしい事を知りました。

大根はどう見ても たんぽぽの葉っぱのゴワゴワしたもののようにしか思えなく、花を楽しむしかないな と とっくにあきらめています。

守口大根の生産者に敬意を表します。(礼!!)

豆・豆

ソラマメが花盛りで キヌサヤは食べきれないほど実に恵まれ 穏やかな田園風景です。

少し強い風が吹くと
「ソラマメが倒れたので また 起こしておいた。」
キヌサヤに辟易し
「僕は 食べきれないぞ」
悲鳴です。
ま〜いいじゃないですか。

キヌサヤは太らせて 豆を食べましょう。と楽しみにしています。

ソラマメは もみがら物語たっぷりの用土に入っていますが まだまだ土が充分の形成されていないのでしょう。倒れます。
でも 実は収穫できる予定です。
と 勝手に決めています。

ボタンの花散らし

今年のボタンは 3日で さようなら〜 でした。
雨と風にやられて はかない花の命でした。

近所の八重サクラの花びらも 一気に散り落ち 
「ま〜時期が・・運がなかった 一気に散りゆくか」といった風情です。

49歳 お父さんの墓前で命を絶ったという 清水 由貴子さん。
報じられているかぎりでは お母さんの介護疲れ・・

先日 やはり介護が日常の大きなウェィトをしめ ジャズシンガーとしての活動を休止しているという 綾戸 智恵さんのインタビュー記事を読んでいました。
綾戸流一生懸命と題され 

人生の波を必死でくぐりぬけるたびに、必ず新たな展開と発見を得る。
「一生懸命いくだけや」

と語っていました。

そうそう と頷きながら 今日までの私たち夫婦の生きかた等と重ね合わせていました。

彼女は言います。
困った時には、誰でも頼ろう。
無理せず、楽しく、長続き。

そして 清水さんの訃報でした。
思いとどまる何かは見つけられなかったのだろうか・・
そんな気持ちでいっぱいです。

まるで 花散らしの雨に打たれたようじゃないですか・・・・
合掌

実生の梅

梅の木の下には 15センチほどに成長した梅がそこここにあります。

2005年に移植された親木の下には 春になればこうして芽を出していた梅があったのでしょうが それと知らず 草刈り機で刈り取られていたのでしょう。

実はこの木の下は 瓦置き場となっていました。

昨年今頃から始まり 一ヶ月かかった 瓦のライン作り。
庵主一人で コツコツと移動し どんぐり庵は瓦の縁取りで 全体のレイアウトにしまりが出ました。

瓦置き場だった事もあって 梅の芽を確認することもなかったのかもしれません。

ただ 一本だけ チョット離れたところで芽を出した梅を見つけました。
3年になるでしょうか。

今年の春まだ花をつけません。
幹は細いのに枝だけはのびて そよいでいます。

どう剪定すればいいのやら皆目検討もつかず 自然放置です。
いつか 花を見ることもあるでしょう。きっと。

ニンニク

粘土質の土地でもよく育つものとして ニンニクが上げられていました。

半年前に種ニンニクなるものを購入し 畑に植えました。

収穫時は 概ね6月で 地上部が1/3ぐらい黄色くなったら そのときだと書かれています。
まだ 4月ですが 地上部が倒れ・枯れ始めています。

花が咲くともかかれていますが、そんな様子もみられません。

地上部をもう少し枯らして 収穫をしてみます。

ニンニクの醤油漬け・オリーブオイル漬けなどやってみようと思っています。

うまく収穫できればの話です。

イヌビワ

イヌビワのジャムを頂きました。

「流通しているものではないので 僕が作らないと食べられませんよ〜。」
と一瓶のジャムをいただいたのです。
柚子ジャム・金柑の甘煮も一緒に送ってくれました。

イヌビワとラベルが張ってあり イチジクの小さい物と思ってもらえばよい と コメントがありました。

庵主が 「イヌとかブタとか名前についている植物は 大体が役立たずさ」といっているので 「ふ〜ん イヌビワか・・」と思いながら 朝はトーストが欠かせないわたしは 早速いただいてみました。

小さな種がプチプチ ラズベリー系。色は ブルーベリー色でアントシアニンがたっぷり。
酸味は少なく 野趣に溢れるというより レアチーズケーキによく合いそうな感じでした。

「トーストじゃぁ もったいないな」
というのが 正直な感想。

手作りのものをいただくと、ファイトが沸いてきて
「あれもやろう。これもやろう。」と 元気が出ます。

ボタンが咲きました

一週間ほど早い開花です。
3つの花が開きました。
花芽が形成される時期に 適切な肥料管理が出来ていない。(反省)=花が少ない

6〜7個の花を咲かせた木ですから 実力はあるはずです。
管理が悪かった。

事ほど左様に 花の付き具合で あれこれ反省し また忘れて 同じ事を繰返してしまいます。
どなたかが言っていました

「木に花が咲くというのは 一つのサイクルの終わりを言います。
サクラは散るところから またいい花を咲かせられるかどうかという サイクルが始まるのです。」

宅地と山林の境

どんぐり庵は 裏山と宅地の境目は 3mぐらいのがけになっています。

2005年そこが少々崩れました

今 そこにはヤマツツジ・洋シャクナゲ・白ヤマブキなどを植えてあります。
が、しかし まだまだ壁面を支えるほどの根を張っていません。

先日その斜面の草取りをして 一昨日の大雨が降りました。
根こそぎ取らないよう注意して作業しましたが
やはり 一抹の不安がありました。

結果 大雨を乗り切りました。

植木屋さん

睦沢マーケットプレイス・道の駅・そしてこの植木屋さん
一角をなしています。
昨年ここで ミツバツツジを買いました。
今年は花が咲くのか咲かないのか・・
洋シャクナゲも沈黙状態。

今年は今度は 東国ミツバツツジを買いました。
5本ほど。

「すいませんが 届けてもらえますか」
「はいよ。。どこ?」
「この道沿いの床屋さんのとなり」

これだけで 軽トラに乗ったツツジは届きました。

どんぐり庵を見て
「なに〜こういうのが すきナンけ」とかなんとか。
お茶でもと思って台所に立っているうちに 
「ほんじゃ」と消えてしまいました。

すずらん

半ばあきらめていた すずらんが芽を出しました。

なぜ あきらめていたのか 自分でもよく分からないのですが なぜか あきらめていました。

5月1日にすずらんを贈られた人は 幸せになるとか。。
ま〜 花言葉なんぞというものがあってのことです。

あきらめていた一つの理由は 鉢に植えられていたものを地に置いたのですが 鉢の中の土があまりにもカラカラの 軽石を砕いたようなものの中で育てられていたからです。
「こりゃぁ〜 睦沢の重粘土の中では 育つまい。」
とりあえず なるべく水はけをよくしておこう そんな手当てしか出来なかったので まずは むずかしいな と思っていました。
以上は 正真正銘の日本すずらん。

以下は よくある ドイツスズラン。
これは 丈夫で繁殖力旺盛と感じていました。
しかし 一緒に植えたホトトギスが消えてしまったので それにつられて スズランもダメの可能性が強いと思っていました。

両方とも芽が出ています。
楽しみです。

山椒の木

裏山を歩くと ところどころに山椒の木があります。
どれも 実を付けたのを見たことはなく 木の大きさも一メートルを満たすか満たさないか そんなものばかりで おまけに 庵主には「イヌザンショ」と言われ 嫌われています。

わたしは ”いつか 実を付けるようになるかもしれないから 少し育てたい”と願うのですが 山の手入れをする庵主の立場に立てば 触れば痛いし こんなもの・・・となることはよく理解できます。

ウチの山で 初めて花を咲かせそうな山椒を見つけました。
「やった〜!! これで実のなる山椒を確保した。。」
と喜んでいたのもつかの間 山椒は 雌雄があって どちらの木にも花が咲くという言うではないですか。
ナント・・ナント・・とほほ・・

今まで 山椒の花には気が付かなくて どれもこれも実のならない雄株だったということだけでした。
そして この木が 雌雄どちらなのか わかりません。

今 花を咲かせようとしている山椒は 自然の株立ちで
樹形としては わたしの大好きな部類です。

あ〜ぁ これで実がなってくれれば 私のお宝になるのですが。

サクラ咲く入学式

小・中学校の入学式に 今年のサクラは大いに花を添えました。

入学式にサクラが咲いていたかどうかなど 大人の感覚で 
今日の主役である新一年生にとっては 話題にもならないことでしょう。

しかし 母と子が手をつないで歩く姿を 見なくなりました。
道路の安全サイド側を子どもに歩かせよう 
と 気遣う様子も見られなくなったように思います。

ともかく 小学校にしろ中学校にしろ高校にしろ大学にせよ 新しい環境の中でスタートを切る皆に 乾杯!

夏野菜

昨日登場した 庵主の妹

「わたしも けんちゃんのように 野菜を作ろうと思って・・」

買えば 数万円になるくらいのたくさんの「リュウノヒゲ」を 自宅の庭から剥ぎ取ってもってきてくれました。

ゴールデンウィークの頃になれば 夏野菜の植え付けの季節です。
さて 何を植えようか 楽しいひと時です。

妹に聞きました。
「野菜って 難しいですよね。」
妹は 
「難しい難しい。花を咲かせるようなわけにいかないのよね。」

たまねぎ・にんじん・ジャガイモ
どれも1個19円。
こんな特売を見ると、ホントにこの値段でいいのかしら と生産者の苦労を想像します。

さて 夏野菜。
懲りた といわずに キュウリとナスは植えましょう。

おいしければいいのょ

お米は 数軒隣の農家さんと契約しています。

美味しかった・楽しかった・嬉しかった はすぐ親戚中に振れまわりたくなるのが わたしのクセです。

私たちは 結果として大変美味しいお米をいただいていますが この地区 睦沢町大上のお米が その道の方々の中では 大変評価の高いものである事を 知りませんでした。

そういうわけで お米は vivakenの妹も同じ農家さんのお米を食べています。

先日 30Kgのお米を手渡しました。
「ふさおとめ」と米袋に ゴム印が押されていました。
手違いで 中身は コシヒカリ 袋の表示は フサオトメとなってしまったのです。

早速 そのことを vivakenは妹に電話で伝えました。

その時 一言
「何の銘柄だっていいの。ウチは美味しいお米をいただいている それだけでいいのよ。」

ここで拍手。。そうなんですよね。


ミョウガ

3年目のミョウガ。
今年は早々に芽を出しています。

枕に入っていた そば殻がお布団です。
洗えるそば殻枕と書いてあったものを 購入し洗濯機で洗いました。
そば殻の灰汁が出て 乾かしている最中に枕の袋は お茶色に染まり「やっぱり こりゃだ〜め」と そば殻だけを取っておき あとは バイバイ。

そのそば殻を 一面しいてあるので 暖かい冬を過ごせたのかもしれません。

ブナの葉の展開

昨年秋まで 植木鉢で景色を楽しんできた ブナとケヤキの数鉢を地植えにしました。

どんぐり庵の重粘土そのままで植えたのでは 間違いなく育たないと考え 深く穴を掘り 赤玉土・もみがら物語・もともとの土・腐葉土などを混ぜ込み 土を盛り 高植えにして様子を見ていました。

私たちとしては 元気に育って欲しいと祈るだけでした。

4月を迎え 木々の葉っぱが展開し始めました。
ヤレヤレ この夏を越 来年もう一度こうして葉っぱが元気よく出てくれれば もうしめたものです。
今年の睦沢の夏を越してもらいたいものです。

植えた場所は 西の隣地のケヤキの大木が 夏は梢を延ばし 程よく日陰を作ってくれると計算して植えたものでした。
ところが 諸事情により頼みのケヤキは伐採されました。
程よい日陰は 根元からなくなってしまったのです。

わたしが考える以上にこの木々がタフである事を祈り 頑張って生きてもらいたいと思います。

父が残した 椿・ニレケヤキ・ブナ・ケヤキ・ツツジ・フジサクラ(1本枯死)・ボケ
なんとか 花を咲かせたり 芽を吹いたりしています。

vivakenの父が残した ツツジ・ツゲ・も根付きました。
父が好きだった ハナズオウを買い求め 幼木ながら 花をつけました。

親戚からのプレゼント ソメイヨシノ レンギョウ ギンバネコヤナギ キンモクセイ 元気に春を迎えています。

棟梁 小嶋さん

どんぐり庵の車止めを vivaken案に沿って易々と作ってくれたのが 棟梁小嶋さんです。
ガレージ兼予備室も小嶋さんの手によるものです。

その他 古材を生かした作品もいくつかあります。

もう一つの顔 発見です。
写真作品で あちこちコンテストで話題をさらっているといううわさを耳にしていました。
とうとう 見つけました。

今年の第34回千葉県写真展の 千葉県教育長賞を受賞されています。
残念ながら ”挑戦”とタイトルだけで 画像を見ることが出来ません。

私の調べは続きます。
長生フィルム会というフォト倶楽部があって そこをのぞくと 
見つけました。
小嶋 隼人棟梁。

そして なんと 保川建設の保川社長も一緒じゃないですか。。
保川建設さんにお邪魔したときに写真のお話をたくさん聞かせていただきました。
サイトでも 時々発表されています。
今回の34回写真展で”雨にもまけず”というタイトルで入選されていました。

お二人が 同じフォト倶楽部のメンバーだったなんて 知らなかった。。

小嶋棟梁の古材を活用した作品のひらめきは 写真と通じるものがあるのかもしれません。

米糠利用法

結論は 土に混ぜるしかない。。

家庭用精米器を使っているので 糠を数日に一回生産しています。
なにか いい使い方法はないものかと調べるのですが ビビっと来るものがありません。

玄米ご飯にすれば心配無用ですが お弁当持参組みとしては 「さめても美味しいお米」ここが 最高峰です。

調べてみると 一日20gの糠を摂取できれば最高と書かれていますが それは大匙山盛5杯のことです。
ホットケーキに入れるとか 黄粉と混ぜて とかありますが、ショッチュウ食べるものでもなく こりゃ20gは至難の業です。

というわけで 畑の肥料としてもみがら物語に混ぜ込むのが 一番だと言う事になりました。

健康に留意した有効利用を求めましたが あきらめる事にしました。

キヌサヤ

どんぐり庵のキヌサヤは 一つのグループは生い茂っているといえるほど よく育ち 白い花を咲かせています。

隣に続くグループは 生育が悪く貧弱です。

もう一つ別の畝のキヌサヤは 15センチくらいから 全然成長していません。

私は不思議に思い
土のせいかしら・・肥料が足りなかったかしら・・
と思っていました。

庵主は言いました
一言。
「ヒヨドリがかじったんだよ。」

「へ〜!!ヒヨドリがかじるってこういうことなんだ。。。」

そういえば ヒヨドリ君たち 今や花の蜜というご馳走があふれていて どんぐり庵の菜っ葉のことは もう忘れている事でしょう。

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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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