天井を見上げて

vivakenどんの家つくりの模様替えをしたことも手伝って、古い日記をひも解いてみると、私たちにとって 非常にインパクトが強かった小屋組みの合掌に行き当たりました。

当時は これをやらなくてなにが古民家移築だい!! 
こう思っていたものです。


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今 普通の民家として 着々と作業は進み、合掌をすんなりあきらめた事も、ある種正解と思っています。

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私たちにとっては これを再現する事より いかに移築再生を実現するかが重大なテーマだからです。










玄関屋根

岩熊さんと棟梁。
屋根のガルバリウムは発注済みで、遅くとも 来週中には入荷する事でしょう。

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屋根を葺く時は一気ですから、玄関と霧避け(窓のひさし)が急がれます。
とはいうものの、慎重にかつリズミカルに ペースを守って仕事は進みます。

だんだん形が見えてくると ついつい 諏訪にあったときの様子と比較してしまいます。
思えば デカイ。
寄棟の屋根に 下屋といわれる1階部分に屋根をまわしてありましたので、本当に大きい。
よくぞ これを睦沢にもってこようと思ったものだと思います。

知らないからこそできたもので、これがあちこちの体験談や 実際に移築再生の様子をつぶさに観察した経験があれば、恐らく 私たちは これを移築しなかったのではないでしょうか。
今となっては 案ずるより産むが易し。移築を決意してよかった。

こういうとき 昔の人はなんといったのでしょうかね。
”知らぬが仏”ともチョット違うし、知らないからこそ出来た事だけれど、やって 大正解だったということは、どんな風に言いまわしたのでしょう。逆引き事典・・・・。


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玄関着手

玄関の造りが先週から始まっています。
vivakenのたっての希望があって、玄関は蔵戸を改造した玄関戸を使います。
こういってしまえばこれだけのものですが、実はそんなに簡単ではなかったのです。

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蔵というのはその殆どが 幅1200ミリぐらいの一枚の引き戸です。
厚板の蔵戸をガラガラと開けると、もう一枚 金網を格子部分に張った格子戸があって、それをガラガラと開ける。
こんな感じです。

そのために 両開きの玄関戸として 蔵戸を付けようとすると、まず揃いの蔵戸というのが見つかりません。
かといって 寸法が同じなら作りが違ってもいいじゃないの というわけにはいきません。
玄関ですから。

調べてみると 蔵戸に匹敵する造りの玄関戸を 新規でつくることは可能でした。
私たちのことですから もちろん 「安く!」という基準をクリアーしていました。ただし遠い。

結論は 希望している木のスペックでいけば、木の性質上 微調整が必ず必要になる。
戸の微調整を気軽に頼めるようにしておかなければならない。
こう考えました。

そんなこんなで アドバルーンを揚げていたある日、欅の枠組みの 幅1700ミリ強の蔵戸3枚と出会うことになりました。
購入は2枚でもいい と言ってもらったので、玄関戸に加工し使うこととしました。

これで 一息ついたと思ったのもつかの間、これでは 終わりません。
窓はサッシでペアガラス そして 障子。勝手口はアルミサッシと木戸。と 外気温を遮断する工夫を重ねていますが、この 玄関はそういう点で少々心配があります。

「オ〜イ 玄関は半間離して二重戸にするぞ。」

ヘ〜〜〜イ






道糸 水糸

2階のレベルを出すために、要所要所に道糸 水糸が張られました。
基礎から取った寸法が基準となります。

基礎やさんは、名前の通り家全体の礎を築く仕事で 基礎工事で水平が確保されているからこそ、基準点が決まります。

基礎工事が終わった頃 絹ごし豆腐のようなコンクリートの面をきれいだなと思ったものでした。
そして ふらりと立ち寄った土木を得意とする業者さんが「いい基礎を打っていますね。」といい、嬉しくなり ますます絹ごしコンクリートに満足したものでした。

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拡大しないと確認できませんが、案内を入れておきました。

建築の現場を知らなかった私は、「なるほど、水平は水平器に頼るのではなく、水平に工事する段取りを取って、水平器で確認するものなのだ。」と 納得しています。

作業にかかる前の事前準備や段取りにはうなるものが多く、
”急がば まわれ!!”昔の人は、よくぞ言い当ててくれたものです。

ケヤキの古木さんからご指摘がありました。いつもありがとうございます。(感謝!)
道糸 ではありません。 
水糸 です。
道糸は 釣竿の先に垂れている糸でした。

訂正しました。

筋交い

ベランダや窓を充分に配置したので その結果 壁が少ない家になりました。

壁の内側に 筋交いが入ります。
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斜めに入れた材に対して 垂直な板は 斜めに刻み 一体化されています。
この”筋交い”ってヤツ 実は 私はどんな風に加工されるのか 内心とても心配していました。

民家の写真集で X字に渡した金属の筋交いが 壁の外側に出ている物を見ていたからです。
それなりの作品集に どうして この部分をわざわざ載せたのか疑問でした。
私の中では、「筋交いは壁の中に押し込めてしまうものじゃないか。」と考えていたからです。
しかしまた 筋交いというのはこうせざるを得ないのか という気持ちにもなっていました。

岩熊さんと玄関周りのことを打ち合わせていたある日のこと。
壁と壁が突き合う角の壁を 「ここには 筋交いを入れます。」
と 岩熊さんがいいました。

私は 頭の中に暗闇が走り、
「えっ!!筋交い・・・・」と 今となれば何も心配する話ではなくなったのですが、あの 写真集の金属の筋交いが浮かんだわけです。

分からない事は 遠慮なしに質問する私ですが、この時ばかりは 言葉になりませんでした。
「どういうふうになるんだろうか」
一人胸に秘め心配していました。

やれやれ 結果は良好でした。
板材で組まれた 壁の中心に組まれた”筋交い”を確認しホッとしています。




梯子

大工さんは 梯子を作ることなどチョチョイノパという感じです。

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こんな梯子は あちこちにあります。
但し 2階に上がる程度の高さのものです。
材木を刻んで、木ねじで止めただけのものです。
現場で”おひろいさん”をやっている私は、一個ぐらい置いていってくれないかな〜 と 思っているところです。


岩熊さんは、「民家というのは、生活の中で ”長い棒”これが必需品です。」
こういいます。
うねうねした梁の上に積もったチリを掃くにしても、それなりに。吹き抜けにぶら下がった照明の電球を取り替えるにしても、長い棒で手繰り寄せてとなるわけです。

そう考えると 脚立や梯子も同様です。

思うに アルミサッシのブロンズのような素材の梯子や脚立があれば、おしゃれかなと・・。

「古材はぬらすと ふける」 か。

民家移築再生にあたって 茂原・長生地区で何回か耳にしたことの一つに、「古材は一回雨に当たってぬれると、急速に劣化し使い物にならなくなる。」「どこそこでは、再生途中に台風にあい、ウン千万がパ〜になった。」というのがありました。

日曜日、道の駅で地元の人と立ち話になり、私たちは今睦沢に民家移築再生中だというと、「お〜 あそこのあれかい」「よくみてるよ」といわれました。
その中の一人は
「随分長い事かかってたけ、心配し取ったよ。古い木ははぬらすと、いっぺんにダメになっちゃうけ。」

わたしは おっと〜ここでもだ。と思いつつ、
「大丈夫なんですよ。棟上まで 2ヶ月かかりました。」といい、岩熊さんも棟梁も そして 石川社長も網野さんも 専門家がみんな 口をそろえて
「雨にぬれたぐらい大丈夫です。」と 太鼓判を押している事を説明しないままその場を離れました。

「どこそこでは、再生途中に台風にあい、ウン千万がパ〜になった。」
この話を聞いたとき、「民家移築再生なんて 絵に描いたモチ じゃないのと。」と思ったものです。
思えば バカなわたしです。

よく考えれば、たかが雨でぬれたからって、ダメになるわけがない。
確かに 土に埋まった部分は木はとっても弱いと思います。土に返ろうとしますから。

神社仏閣は、無垢の木が風雨に立ち向かっているし、真壁の蔵の蔵が何十年も存続している。
みんな雨をうけてまた乾いているわけです。

この風評をなんとか 覆さないと思っています。



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東の妻側から。
真ん中の出し桁にのせた 屋根を支えているのが「方杖(ホオヅエ)」です。
屋根の破風の割れ防止という役割と、武骨な民家の意匠とを兼ね備えています。

北東の角

昨日に続き 隅木の様子です。
切妻屋根の妻側 開かれた部分に接するところです。

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朝日を受け 風通しのよい場所です。

話は変わりますが、日曜日に蔵の移築を検討中という方が、東京からわざわざ見えました。
欅の柱を眺めながら 古い切り込み跡を見て 「これはこのままですか?」と尋ねられました。
「大工さんの技術とは素晴らしいもので、木を埋め込んで補修してもらっています。」と答えました。
この写真の曲がった柱に補修あとが鮮明に見られます。

本当に隙間なく、ぴったり補修してくれています。
オドロキです。

電気配線 打ち合わせ

10月14日(土曜日)は 越屋根の据付が行われましたので、お祭り気分の私たちでした。

しかし この日は もう一つとても重要な打ち合わせが控えていました。
電気配線の打ち合わせです。

照明器具の取り付け位置・スイッチとの関連性を決定していきます。

年寄り=オール電化 という風潮が強く、安全を最優先すると 電気の出番が多くなります。
また パソコンに関連する機器は全て電源を必要とするわけで、OAタップで対応しますが、それに付けても、懐かしい”昭和”父母がアクティブだった頃を振り返ると、コンセントの必要性が増した事を思います。

岩熊さんは 電気配線の打ち合わせタイミングを 屋根が形になる事を待っていました。
照明器具をどこに・どのように というのは ある程度形にならないと、しっかりした打ち合わせが出来ないという判断からです。

それが 大いに有効だった事を体験しました。
一般的な家屋には見られないデカイ鴨居 や 梁が出っ張っています。
そう 出っ張っています。

そのため 照明器具の取り付け位置を工夫したり、でっぱりを挟んで 2灯付けたりする工夫が必要でした。

こんなん 現場じゃなきゃワカンネ〜!!
心底そう思った次第です。
なぜ 岩熊さんが 現場打ち合わせにしましょうと言い続けたのか、よくよく 分かったのでした。


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そして もう一つの現場打ち合わせ。
ここ(北西の角)は 収納室として計画していました。
しかし 隅木の具合いに感動して、また 梁や桁の組み合わせに心が躍り、眺めて暮らすことを選択しました。
部屋割りを急遽 変更です。

なぞの板絵

棟梁の指示板を見つけました。
日曜日の事で、棟梁はお休みです。
 これを貰ってもいいかどうか、確認出来ず、その上「捨てないでください」のメモも付け忘れたので、すでに ゴミ箱にはいっているかもしれない。
・・・ウウウ 残念!!・・


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多分 越屋根を作るときの 指示書だと思います。

CADで書かれた図面や パソコンで仕上げられた文書にばかり接していると、フリーハンドで書かれたこういうメモは とても暖かく感じます。

また 岩熊さんは 図で説明するのがとても上手で、言葉足りずにあれこれ表現しようとすると、それをさささ〜と 具現化してくれます。

これは とても分かりやすくて、打ち合わせは スピーディにスムースに進みます。

チョット シュミレーション

いつものように 日曜日 睦沢へと向かいました。

昨日と変わっているはずもないのに、なぜか どきどきします。またこの日は 他の用事を済ませたので、いつもと反対の 大多喜側から家へと向かいました。

こちらからは よその建物の間から、越屋根が 少しだけ見ることが出来ます。


野鳥たちが 自分たちの新居が出来たとばかりに越屋根の中に入ったり、とどまったり、とても楽しそうにしています。

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屋根の感じを チョットシュミレーションして見ました。



越屋根(グシ)をのせる。

屋根作りの クライマックス 【越屋根を 屋根にのせる作業】が 10月14日 行われました。
越屋根は 既報の通り地上で完成されました。
越屋根を トントン作ってくれた 月崎さんは 日曜日も無しで作業を続けた結果、とうとうダウンしました。
棟梁は 「心配で(うまくのるか)眠れない」と言っていますが・・さて。

本日のカメラ担当。
photo by KUMA(岩熊さんのことです。)

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←さて 今日この姿 この瞬間で 
見納めです。


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本日の 最終シーン。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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ここからは 越屋根の取り付けの模様を 順を追ってお知らせします。
まずは 吊り上げ作業準備完了。
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吊り上げ スタート。ゴ〜!!

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あがった。

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空中遊泳。

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のせるよ〜。いいか〜い。その1.
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のせるよ〜。いいか〜い。その2.
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のせるよ〜。いいか〜い。その3.
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よ〜し OK。
あとは 調整だ。



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調整 その1.

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調整 その2.


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若干の不安(なにをやるにしても付きまとう 若干の不安)の中 作業は進められ、無事 越屋根が 見事 その姿を見せました。
















段取り7割

3日間の華やかなレポートをしましたが、ここに至るには、棟梁は作業手順を工夫したり、下準備を入念にやっていました。

棟梁は 朝起きると自宅の敷地内を流れる清流で顔を洗い、その日の工程を頭に描いてみるそうです。

「四六時中考えているからって いいアイデアが浮かぶというものでもありません。パット切り替えて パット思いついたものというのは、適切なことが多いです。」
こう述べました。

破風の取り付けに参加したと 喜んでいる私たちですが、実は こんな作業がきちんと仕上がっていたからこそ、出来た仕事です。


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←破風がのる座 と はめ込む座 です。

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連休最終日(2006/10/09)

3連休と屋根の破風取り付けが重なった事は、とても幸運でした。
先週 晴れが続いていたら、破風の取り付けは終わって、この休みは 野地板の貼り付け作業だった事でしょう。

トントン 板を並べ打っていくだけですから、破風の取り付けのような感動はなかったことと思います。ラッキ〜でした。

しかし 作業は日曜日返上でしたから、今週は長く感じられるでしょうね。

午前中は建具の確認と打ち合わせがありましたので、現場に入ったのは午後からでした。
棟梁は 上から降りてきて 開口一番こういいました。

「いや〜 いい勉強させてもらって」満面笑みです。
「ご要望が 厳しいですからね。」満面笑みです。

私は 棟梁が満足いく仕上がりになった事がよく分かり、ブラボ〜と拍手していました。
vivakenの目が輝いています。
月崎さんは相変わらず 寡黙です。

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3時のお茶は 自家製梅干しと茶饅頭でした。
棟梁は つくづくと 「ここまでくれば もう大丈夫ですよ。」といいながら 「あっ!グシ(越屋根)クレーンでうまくのるかな。どうなるかわかんないな。」

そういえば越屋根は 屋根の切りかきに”すとん”とはめるわけだから、そりゃ〜気がかりに違いないと話を聞き、私の常套句「大丈夫でしょう」を返しておきました。

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町の分校、民宿といわれているこの建物を いかに風格のある”館”へと導くか。
幾多の作戦は練られているようですが。

岩熊さんは言いました。
”民家の持っている力を生かすよう、更なる発見・工夫を重ねる次第です。”

楽しみです。

破風の取り付け(2006/10/08)

アクアラインをぶっとばして(いや 安全運転で)東京の西の端っこから、風邪っぴきのペアがやって来ました。
道路が込むから ”早出 早帰りです”といいながら 二人とも時々 コンコン咳が出ていました。

屋根がかかる前に是非ともこの建物を見ておきたいと、先週から計画していましたが、風邪のため一週間延ばして 来訪してくれました。

高速道路代も決して安くはないのに、こうして関心をもって訪ねて私たちを喜ばせてくれることを、とても 感謝しています。

そして いわずと知れた茂原ペア。お見えになったときは、ちょうど破風の取り付けの真っ最中。非力なワタシも 猫の手よりはマシと、手伝い中。お構いも出来ずにいるうち
「また こんどね〜」と帰っていかれました。いや〜 申し訳ありません。


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まずは 本日の 棟梁の横顔→



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越屋根 完成間近。
本日の月崎さん



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破風として取り付けられるべく、加工が施されます。→






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いざ 取り付けです。
私たちは幸運にもこの作業に参加する事が出来ました。
参加・・・もちろん そこを支えて 持ち上げて・・そんな事しか出来ません。なんといっても 建物でいえば3階部分に当たるようなところの足場の上で作業するので、一番ミソッカスの私は、事故があってはいけないと、大きな声を張り上げて声をかけたり返事をしたりしていました。 しかし 棟梁たちは これこそ阿吽の呼吸というのでしょうか、殆ど声をかける事はありません。

調整をしながら 無事取り付きました。



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本日作業終了。東側から撮影。
棟梁と大工見習いのvivaken


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本日作業終了。西側から撮影。

休み返上

多くが体育の日がらみの3連休で 行楽気分を満喫している中、睦沢の現場は休み返上で進められました。

棟梁は 「先週は雨で 3日やれなかったから」と日曜日も仕事をしてくれました。

さて 土曜日から3日間現場にいきましたから 順を追ってその様子をご報告します。
屋根作りのクライマックス、石川社長が ここまでは石川工務所がやらなければ・・といっていた、家作り前半部分の完成目前です。


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「切妻屋根の主張は 破風の作りにこそあり」
vivakenは自論を曲げずに 岩熊さんを説得し しいては 棟梁を動かし とうとうvivakenの主張を通しました。
この日から 3日間をかけて完成した様子は あとのお楽しみ という事にさせてください。
このときは 棟梁がなにを考えながら作業しているかよくつかめませんが、完成した様子を見ると、この段階で棟梁のイメージが固まっていた事が捕らえられます。(ワタシだけか・・?)

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同時進行で 越屋根が作られています。しゃべらない月崎さん。
細かい作業がとても上手で、この越屋根を見ると たいへんメリハリのある これはもう 作品です。屋根の上にのせるのが、惜しい ワタシです。
月崎さんの 砥石は厚さが1センチくらいになっています。ともかく しゃべらない方ですが、かんなの刃を研いでいる月崎さんのところへ寄ってゆき、
「随分薄い 砥石ですね。」と おばかな私です。
いくら しゃべらん月崎さんも 「こりゃ〜いかん 。」と思ったのでしょう。
「減ったんです。」アッ そうか 「しかし こんなに平らにへるもんですか?」と聞くと
「なるべく 平らになるように 使うときに配慮しながら 研ぎます。砥石は割れやすくてすぐ割れるんだ。」

ま〜 ここまで来ると 矢継ぎ早に。
砥石は 何種類使いますか。→粗・中・仕上げの3種類
月崎さんは 言います。「粗砥で きちんと 研げば 中・仕上げ砥はそんなにはね・・・

ありがとうございます。勉強になりました。

光触媒窓ガラス

一時 光触媒に関心を寄せていたことがあります。

今日 外壁の塗装材やガラスなどに応用が広がってきました。
昨日の越屋根の開閉窓の掃除のところで 光触媒のことに 少し触れたのは そんな経緯があったからです。

人の手で 掃除するにはかなわないわけですが、こんな 情報もときにどなたかの役に立つかもしれません。

光触媒 ガラス
光触媒技術を活用した、さまざまな工業製品が販売されています。

我が家において必要なのは 大型エアーコンプレッサーかもしれません。
網戸の埃をコンプレッサーで吹き飛ばしても、ご近所から苦情が出る事は ありえないでしょう。

中古の5馬力ぐらい  ってどうでしょう。電気は200Vが来るし。

越屋根

もともとは茅葺の養蚕農家でした。
切妻屋根に変更し、越屋根を作ります。岩熊さん情報では、越屋根は地面で組み上げ、クレーンで屋根に載せるそうです。ダイナミックな様子が想像できますが、立ち会うことが出来ないのが残念です。

koshiyane

越屋根は 換気・採光の両面の働きがあります。
当然 窓がつきます。これを 電動で開閉させますので、結構費用割合の多い部分になります。
窓の掃除の事も気がかりですが、とりあえず 対策無で進みます。
光触媒の窓ガラスに関心を持ったのですが、予算面からあきらめています。

この形 大きさ が 全体バランスからどんな風に出来上がるか大変楽しみです。
越屋根 画像お借りしました。

出し桁

出し桁 出し桁と騒いでいた私ですが、ここで 一つ修正をします。


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軒を補強するために腕木を並べました。

コメント と写真で ご想像いただけると思いますが、元々の出し桁の仕様にはなりません。考えてみれば 屋根の勾配は もともと10寸勾配で、それを 6寸勾配に変更しているのですから、出し桁の機能を果たせるわけがないのでした。

垂木が並ぶ前に、棟梁は 「屋根の角度はこう、軒の長さはこう」と 一目で分かるように、角材を屋根に載せてくれました。
その時 「これで 出し桁で屋根を受けるようになるかしら???」と疑問を抱いてみていたのですが、「余計なことは 言わないでおこう」。。。こうして 今日を迎えました。


ハイ!自己完結いたしました。
屋根の勾配を変えたので、従来の出し桁は機能しません。

頬杖

そして 保川社長が目を止められたのは、
vivakenのブログでも 取り上げた ”頬杖”でした。

川の流れのように ”腕木と頬杖” by vivaken

破風を気張って付けないと、これだけの高さ 長い軒 とのバランスが崩れると思っています。
この頬杖の提案は 岩熊さんから事前に打診があって、「おもしろそ〜」と了解したものです。実は 私は 棟木に対して一本の頬杖ではなく、数本出ている梁を土台に 垂木と母屋が交差するところに 放射状に頬杖がつくものと、想像していました。

vivakenは言いました。
「それじゃぁ くどい!おまえ 欲張りとちがう??」


ブラリ立ち寄った方が 「な〜に なんで瓦屋根にしないっぺ!。」と ガルバリウムの屋根にすると説明した私に、オドロキの言葉をかけてきました。

「それは それそれ 瓦に予算が回りませんです。」
と答えると、納得いかないように、屋根こそ 見せ場だろうという顔色です。
スマイルを交わして、次の話題に進みました。

家づくり体験塾

千葉県で民家再生とWeb情報を検索すると、まず 
保川建設さんに
出会うと思います。

ひょんなことで 保川社長が睦沢の現場に 足を運んで見えました。
ひょんな事とは 話せば長いので一部割愛これこれしかじかですが・・

要するに 昨年の今頃 網野さんと保川さんを訪問しています。しかし その時の印象は、私たちような フツーのサラリーマンがお願いできるような、感じがしませんでした。要するに、”タカソ〜”ってイメージだったわけです。

2〜3週間前「大工です。チョット見せてください。」と訪ねてきた方がいて、話の流れで、保川さんのところの棟梁とわかり 「保川社長とは一度お会いしているけど、価格的にとてもお願いできそうにないという印象でした。」こうお話しました。

それを聞きつけた 保川社長は 
「まてまて!!図面も見ていない。見積もりもしていない。高いも何もないだろう。」
と駆けつけてきたわけです。

おっしゃるとおり タカソ〜というのは 単に私たちの印象でした。
ごめんなさい。

そうこう いろいろ話していると、「田舎暮らしは家づくりから」というテーマで、鴨川市及び大山千枚田保存会とのコラボレーションで 家づくり体験塾 という企画があり その指導を保川さんがボランティアでやるというではありませんか。

この企画そのものを確認しようと、家に帰るなり検索しました。
鴨川市も大山千枚田保存会も この企画に触れていません。
塾生のの申し込みがすでに定員をオーバーし 抽選段階に入っているからだと思います。

ただ 保川さんのサイトに 案内として掲載されています。

古民家を再生しながら家づくりを学ぶ

睦沢をお願いしている折井棟梁は、伝統工法での家つくりが減少している事を、残念だと語ります。そして 私たちは 大工さんたちの技術をなんとかみんなで 継承できる環境を整える事が出来ればと思います。

この企画が これから家を作ろうと考える人たちの 指針になれば とってもすばらしい事だと 心からエールを送ります。


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tiara
里山の暮らしはいかに・・。
vivakenのカーチャンとか オッカーとか 呼ばれる日が、来るのだろうか。

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